咳喘息に効果が期待できるおすすめの市販薬と病院の薬
咳喘息の症状とは?
咳喘息は、慢性的に咳が続くような場合に診断されることが多い疾患です。
<特徴>
・8週間以上慢性的なゴホゴホといった空咳(からぜき)が続いている
・胸に耳をあてても、ヒューヒュー、ゼーゼーという音(喘鳴)が聞こえない
・呼吸困難を伴わない
・気管支が過敏になっている
「ゴホゴホ」とした空咳(からぜき)が続き、風邪が治っているのに数週間も治らない場合は、咳喘息の可能性が考えられます。また、吸入薬(気管支を拡張する薬)で改善がみられることも咳喘息の特徴のひとつです。
喘息と咳喘息の違い
喘息の場合は、胸に耳をあてると、ヒューヒュー、ゼーゼーという音(喘鳴)が聞こえることや、呼吸困難を伴うことが特徴です。咳喘息では、このような症状を伴いません。似ている点としては、胸部のレントゲンをとっても異常がないことや、炎症をおさえる吸入ステロイド薬を第一選択薬として用いる点です。また、咳喘息は適切な治療を受けなかったり治療が十分でない場合に、喘息に移行することがあるため注意が必要です。
参考)咳嗽に関するガイドライン2版
咳喘息に効果が期待できる市販薬の選び方

実は、市販薬ではごく限られたものしか販売されておりません。
病院で治療の第一選択薬とされる吸入ステロイド薬は市販されていないのです。
市販薬は限られているため、咳喘息の症状がみられる場合には必ず医療機関を受診して適切な治療を受ける必要があります。市販薬は、症状が一時的かつ軽症の場合に、あくまでも一時しのぎ用として服用するものです。以上のことをふまえて、どのような薬があるのか解説していきます。
市販薬に含まれている気管支拡張薬の成分として大きく2つのタイプがあります。
「β2刺激薬」と「キサンチン系気管支拡張薬」の2つです。
市販薬における成分では両者を比較したものがなく判断がつかないため、それぞれの特徴を解説します。詳しくは販売店で薬剤師、登録販売者にご相談ください。
実際に薬剤師が選んだ薬を見たい方はこちらへ
自律神経にはたらき、気管支を拡げる成分(β2刺激薬)
気管支にある自律神経(β2受容体)を薬で刺激することによって気管支を広げ、空気の通りを良くして咳を鎮めるはたらきがあります。ただし、病院では内服のβ2刺激薬が処方されることは少ないので、代表的な成分であるメトキシフェナミン塩酸塩やメチルエフェドリン塩酸塩などを服用する医学的根拠はほぼないと言ってよいでしょう。
昔から使用されている成分(キサンチン系気管支拡張薬)
かつては喘息治療によく用いられていた薬のタイプです。狭くなっている気管支を拡げることで咳喘息症状を和らげる作用があります。代表的な成分として、ジプロフィリンやテオフィリンなどがあります。
2つの成分を含んでいる市販薬
前述のβ2刺激薬とキサンチン系気管支拡張薬を両方配合している市販薬があります。どちらの成分が良いのか分からないときはこちらの市販薬を選ぶと良いでしょう。



