ロメインレタスの中で眠っていたヘビ(画像は『Lesley Kuhn 2021年4月13日付Facebook「Check packaged lettuces carefully.」』のスクリーンショット)

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このほどスーパーで買った袋入りレタスの中に、生きたヘビが入っていたという驚きのニュースがオーストラリアより届いた。いくら生物の多様性を誇る国といえども、この発見には関係者も仰天している。『ABC News』などが伝えた。

豪ニューサウスウェールズ州シドニーのモスマンに暮らすレスリー・クーンさん(Lesley Kuhn)は今月13日、自身のFacebookに驚きの発見を報告した。

大手スーパーマーケット「アルディ(ALDI)」で購入したビニール袋に入ったロメインレタスの中に、生きたヘビが入っていたというのだ。

発見したのはレスリーさんの息子アレクサンダー・ホワイトさん(Alexander White)とそのパートナーであるアメリー・ニートさん(Amelie Neate)で、アレクサンダーさんは「袋の中で動いていて、チョロチョロと盛んに舌を動かしていました」と当時のことを振り返る。

スーパーの棚に並んでいた時はロメインレタスの中で眠っていたようで、アレクサンダーさんはヘビの存在に気付かないまま手に取り、リュックにいれて10分ほど自転車をこいで帰宅した。そして冷蔵庫に入れようと取り出した際に、ヘビを発見したという。

「最初は外から入り込んだのではないかと思って、ヘビが入り込んだ形跡がないか探してみましたが見つかりませんでした。ヘビは周囲の様子をうかがうと、レタスの中に戻って居心地良さそうに眠っていましたよ。」

そう明かしたアレクサンダーさんは、すぐに野生動物保護活動を行う団体「Wildlife Information, Rescue and Education Service(以下、WIRES)」に連絡し、対応を尋ねた。するとWIRESのスタッフから「そのヘビは凶暴で、世界で2番目に強い毒を持つ“イースタンブラウンスネーク(eastern brown Snake)”の可能性がある」と言われたそうだ。

これを聞いたアレクサンダーさんは、「たくさん買う予定はなかったのでカートは使わず、そのレタスを手に持って買い物していました。今振り返ると恐ろしいですね」と話す。

その後、より詳細な写真をWIRESに送ると“ペールヘディッドスネーク(pale-headed snake)”と呼ばれるヘビだと判明した。発見された個体は比較的若く、体長は20センチほどだった。

ペールヘディッドスネークはコブラの一種で、毒を持っているが命を脅かすほどの強さはないという。それでも噛まれてしまうと激しい頭痛や視界のかすみ、痛みや異常出血などの症状を引き起こす。

「空気が無くなってしまうのではないかと心配だったので、袋は少しだけ開けておきました」と話すアレクサンダーさんは、WIRESのスタッフが回収に来るまでヘビがいるレタスを袋ごとタッパーの中に入れたそうだ。

ヘビが無事に回収されると、ロメインレタスの収穫地だったクイーンズランド州トゥーンバの地域まで運ぶ手配をALDIが整えた。ALDIはどこでヘビが混入したのかは不明と明かしており、現在は供給者側と共に調査中だと公表している。

WIRESのスタッフであるジョン・グラントさん(John Grant)は「このようなケースは今までになく、とても珍しいことですよ。今回のヘビは小さかったので、レタスに付着していることに気付かずに収穫され、スーパーの棚に並ぶまで生き延びたのでしょうね」と推測している。

ちなみにヘビを回収したWIRESのスタッフは、ロメインレタスをアレクサンダーさんの家に置いて行ったそうだ。アレクサンダーさんは「レタスは食べましたよ。キレイに洗っている時、ヘビの排泄物と思われるものも発見しました。それも丁寧に洗い流し、サラダ・ラップにして食べました」と明かしており、さらに「昔から『レタスを食べる時は洗いなさい』って言われていたけど、時々洗っていなかったんです。でも今回のことを経験して毎回洗わないといけないと痛感しました。それからレタスの袋を開ける前にも確認が必要ですね」と語っている。画像は『Lesley Kuhn 2021年4月13日付Facebook「Check packaged lettuces carefully.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)