日本の物流を支える「ドライバーの舞台裏」とは

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日本の物流を支える「ドライバーの舞台裏」とは

 高速道路を運転していると、SAやPAなどで、物流を担う大型トラックと遭遇する機会があります。

 その際、運転席があるキャブ(頭部)の屋根に、四角い箱のような大きな出っ張りが装着されているのを目にしたことがある方もいるでしょう。

【画像】「すげえぇぇ!」 これがトラックの「秘密の部屋」の内部です!(28枚)

 一見すると単なるデザインの一部や、空気抵抗を減らすためのパーツのように見えますが、実はあの空間のなかにはドライバーのための重要な機能が隠されているケースがあります。

 一般的なトラックの屋根に斜めに付いている板のようなパーツは「導風板」と呼ばれ、キャブと荷台の高さの違いによる空気抵抗を減らし、燃費を向上させる役割を持っています。

 しかし、一部のトラックに採用されている箱型の突起は単なる風よけではなく、車内とつながった居住空間として機能しています。

 なんとこの空間は、長距離を走るドライバーが休息を取るための仮眠用ベッドスペースなのです。

 通常、大型トラックの仮眠スペースは、運転席と助手席のすぐ後ろに細長いベッドとして設けられています。

 しかし、車体の全長は法律で厳密に定められているため、運転席の後ろにベッドを配置すると、後ろの荷台の長さを物理的に削らなければなりません。

 そこで、限られた全長のなかで荷物を積むスペースを広く確保するため、ベッドをキャブの屋根の上へと移動させるという画期的な設計が誕生しました。

 このルーフ上の小部屋には、大人でも横になれるフラットなマットが敷かれており、車種によっては専用の読書灯や換気用の小窓、空調の吹き出し口までが完備されています。

 運転席から頭上のハッチを抜けてアクセスする構造は、まるでキャンピングカーのベッドや屋根裏部屋のような造りです。

 空間を縦方向に拡張することで、積載効率を最大化しつつ、ドライバーが足を伸ばして休める空間を確保できるという合理的なパッケージングが実現しています。

 この秘密の小部屋について、SNSなどインターネット上のコミュニティでは、様々な反響が寄せられています。

「え!あの部分ってただの風除けだと思ってた」「あそこで人が寝ていたのか…」といった驚きを示すコメントや、「クルマの上に部屋があるって、なんか良いな!」「秘密基地みたいでちょっとワクワクするね」など、思わぬ設計に感心する声が多く見受けられます。

 さらに、「現役でこのタイプのトラックに乗ってるけど、上の部屋に入ると仕事場から完全に切り離された“自分だけの空間”って感じで最高だよ」といった、実際の使用感に対する体験談も上がっています。

 ドライバーの労働環境改善や、運べる荷物の量を増やすという課題に対し、トラックの設計は日々進化しています。

 高速道路で頭の大きなトラックを見かけた際は、その屋根の上の小さな部屋でドライバーが疲れを癒やしている姿を想像してみると、物流の舞台裏が少し身近に感じられるかもしれません。