4割の夫婦に「お金の秘密」あり…夫婦ゲンカが急増する”危険な金額”とは【共働き夫婦500人調査】
半数近い夫婦が、互いの資産状況を「知らない」
ITフリーランス向け案件紹介サイト「フリーランスジョブ」を展開するHajimariが実施した共働き夫婦の家計管理調査で夫婦関係における、ある「秘密」の存在が明らかになった。
同調査ではまず、お金の管理方法について聞いている。
最も多かったのは「共通口座に一定金額を入れ、残りは各自のお小遣い」(29%)という形式。次いで「項目別に支払いを分担」(26%)。完全な小遣い制を採用している夫婦は17%に留まり、財布が別々の共働き夫婦が大多数を占めている。
財布を分けるということは、互いの懐事情も把握しにくい。実際、約47%と半数近い夫婦が、相手の具体的な資産状況を知らないと回答している。
貯蓄額や運用状況はわからなくても、より日常の家計については夫婦で話し合えているのではないか。そんな予想を裏切るような調査結果もある。
パートナーとお金に関する話(家計状況・将来のプランなど)が「できている」と答えた人は62.8%。裏を返せば、約37%の夫婦は、お金について率直に話せていない。
「経済的にも自立した二人だから、お金の話はしなくても、信頼しあって仲良くやっていける」ーーそんな認識も甘いようだ。次の調査結果を見てみよう。
夫婦がしている「お金に関する喧嘩」原因1位は?
お金に関する喧嘩をしたことがあるかという質問に対して、「頻繁にある」と答えた人は7.8%、「たまにある」と答えた人が41.0%。じつに半数近くの夫婦がお金に関する喧嘩をしている。
では、その喧嘩の原因はなんなのだろうか。3位「浪費が酷い」17.4%、2位「極端な節約(ケチ)」18%、そして、1位は「将来への備え(資産形成)ができていない」39.4%、2位、3位の2倍以上の回答数となった。
住宅ローンや教育費、老後資金の問題など、将来的な金銭問題に向き合えているか、それを話せているかどうかーー共働きであっても“お金のこと”をちゃんと共有できるかが、夫婦関係を考えるにあたり重要な問題だということを示唆している。
4割の夫婦がパートナーに「秘密」にしていること
同調査には、さらに興味深い質問があった。直近1年でパートナーに秘密にした買物はあるか聞いたところ、全体の39.2%にあたる196人が「秘密にしている買い物がある(3万円以上)」と答えたのだ。
ブランド品や高級コスメ、ゴルフグッズ、ゲーム課金。パートナーに小言を言われたくない、自分で稼いだのだからいいだろうという心理が透けて見える。
金額帯で最も多かったのは5〜7万円(60人)。日々の生活の中では、気付きにくい価格帯と言えるだろう。
もっとも、「50万円以上の秘密の買い物をした」という人も23人存在する。それだけ高額なものであれば、バレてしまいそうなものだが、いったい何を買っているのか、知りたいところだ。
夫婦関係悪化の境界線は「50万円」
同調査ではさらに、「秘密の買い物の有無」と、「お金にまつわる喧嘩の頻度」の関係も分析している。
秘密の買い物がない夫婦は、64.47%が「喧嘩は全くない」と回答し、秘密の買い物がある夫婦はどの金額帯でも8割以上が「喧嘩はたまにある/頻繁にある」と回答し、はっきりとした差が見られた。
秘密にできているはずの買い物でも、家庭の空気には確実に影響している。そして、秘密の金額が大きくなるほど、事態は深刻になっていく。
実際、秘密の買い物が「50万円以上」の場合、お金に関する喧嘩が「頻繁にある」と答えた割合が43%に拡大している。また、50万円未満までの秘密の買い物をしている人は、喧嘩は「たまにある」という回答が最多だが、50万円を超えると、「頻繁に喧嘩がある」が最多になる。
お金に関する喧嘩の原因1位が「将来への備え不足」だったことを思い出してほしい。高額の秘密の買い物は、現在のお金の問題だけでなく、将来への不信感を生む『爆弾』になりうるのかもしれない。
夫婦関係をよくするシンプルな方法
調査結果の最後に、こんなデータがある。
お金に関する話が「できている」と回答した層では、パートナーへの満足度(「満足」と「やや満足」の合計)は92%に達した。一方、お金に関する話が「できていない」と回答した層では関係満足度は62%しかない。ご覧の通り、かなりの差だ。
お金の話ができているかどうかで、夫婦関係の満足度は30ポイントも変わってくる。
日本の夫婦にとって、お金に関する話は「なんとなく話しにくいテーマ」かもしれない。しかし、その沈黙が秘密を作り、すれ違いや喧嘩の火種につながるのだ。
自分にとってのご褒美を買うこと自体は、決して悪いことではない。好きなものを好きなときに買うことができる、それこそが働く大人の醍醐味だ。
しかし、その買物を「秘密」にすべきかは、よく考え直したほうがいい。
「この前、こんなもの買ったんだよ」と笑いながら話せることが、夫婦関係の満足度につながる可能性を、調査は示唆している。
■調査概要
フリーランスジョブ「共働き夫婦の4割に秘密の買い物経験あり。金額が高いほど、喧嘩も多いと判明。パートナーとお金に関する話ができている夫婦は、関係満足度92%に【500名調査】」
調査方法:インターネット調査(QIQUMOを利用)
調査時期:2026年4月
有効回答:共働き夫婦500名(20~60代、男性250名、女性250名)
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