【森雅史の視点】2026年4月4日 J2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第9節 湘南ベルマーレvs栃木SC
J2・J3百年構想リーグ第9節 湘南 1(0(6PK5)1)1 栃木SC
14:04キックオフ レモンガススタジアム平塚 入場者数 5,822人
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どちらに転んでもおかしくなかった熱戦だった。前半、栃木SCは湘南の右サイドが上がっている隙を突き崩そうとするが、湘南は個人の力で状況を打破して反撃する。やや湘南優勢かと思われたが42分、パスミスを引っかけた栃木SCがショートカウンターを決めて西野太陽の丁寧な折り返しを中野克哉が決めた。だが後半開始早々、石井久継が抜け出してGKと接触し、湘南にPKが与えられる。これを山田寛人が決めて同点とした。
これで湘南のペースになるかと思われたが、栃木SCがすかさず反撃して試合の温度が上がっていく。同点劇の1分後には西野のシュートを上福元直人が素晴らしいセーブで防ぎ、試合を引き締めた。その後、はつらつとしたプレーを仕掛ける栃木SCに対して湘南が後手に回る展開が続く。それでも試合終了間際、湘南はカウンターから山田が右ポストを叩き、こぼれ球に反応した田村蒼生のシュートはわずかにゴールの左へ。スタジアムに悲鳴のような声が響く中、タイムアップとなった。
PK戦では栃木SC6人目の田端琉聖のシュートがクロスバーを叩き、湘南の袴田裕太郎がしっかり決めて勝負あり。それでも栃木SCの米山篤志監督には十分な手応えが感じられた試合であり、湘南の長澤徹監督には「自信を取り戻している過程」と言う中において大きな意味を持つ試合になったはずだ。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート
森雅史(もり・まさふみ)
