兄の佐野海舟(左)と弟の航大。ともにクラブではコンスタントに結果を出している。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 日本サッカー史上初となる、兄弟でのワールドカップ出場という偉業が現実味を浴びている。

 25歳の兄・海舟(マインツ)と22歳の弟・航大(NEC)、佐野兄弟である。

 ともにクラブでは絶対的な存在。今夏のステップアップ移籍はほぼ間違いないだろう。

 海舟はブンデスリーガで全試合フル出場を続けている。今季はカンフェレンスリーグでも基本的には先発。それでいて90分間スタミナが落ちず、攻守に走り続ける。ガツガツとボールを奪いに行くボランチでありながら、カードが少ないのも連続出場の所以だろう。

 かたや航大もエールディビジで3位と躍進するチームで、全試合フル出場。クラブではボランチながら前線に絡み、足を止めない無尽蔵の体力は兄と同じだ。

 周知の通り、日本代表戦士は怪我人が続出している。その事実からも、欧州の強度の高いサッカーの中で、これだけ連続出場を続けられるのはどれだけ驚異的なのかが分かる。運動量が多いにもかかわらずだ。

 なぜ、スタミナが持続できるのか。
 
 海舟は「別に特別なことはやっていない。しっかりケアしてやっています」とコメント。怪我に強い点については、「別にそれはないし。いつしてもおかしくないと思う。その中で自分がやれることをやるしかない」と、淡々と語る。

 また、航大は兄弟同時のワールドカップ出場について、「あまり意識しすぎず、自分としては、まず自分がしっかり結果を出してアピールすることが一番大事なので」と冷静だった。

 現状では、兄はメンバー入りがほぼ当確、弟は当落線上だ。この英国遠征で、佐野ブラザーズのパフォーマンスに注目したい。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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