オーストラリア戦でパフォーマンスが安定しなかったGK谷。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2025年6月5日に開催された北中米ワールドカップのアジア最終予選、日本は敵地でオーストラリアに0−1と敗れて同予選で初黒星を喫した。

 立ち上がりから日本から押し込む展開だったとはいえ、豪州戦・黒星に繋がる“崩壊の予兆”はあった。やられるとしたら“自滅”と考えていたなかで看過できなかったのは、GK谷晃生の痛恨ミスだ。

 48分、関根大輝のバックパスをダイレクトで蹴り返すと、これがキックミスに。ペナルティエリア付近にいたオーストラリアのブランドン・ボレーロにパスするような形となり、ピンチを招いたのだ。その後に中途半端なパスをするシーンもあり、不安をのぞかせた。

 ゴールマウスを守る最後の砦が不安定だと、DF陣には少なくない負担がかかる。「GKがキックミスするかもしれない」という想定の場合、安易にバックパスができなくなるし、その逃げの一手が使えないとなると、余計なプレッシャーを感じるハメになるのだ。それがDF一人ひとりのプレーに影響を及ぼし、ひいてはチームのパフォーマンス低下につながるケースもある。
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 谷のミスによってチームがそこからバランスを崩した可能性は否定できないし、その点で谷のキックミスは見逃せない。オーストラリアに付け入る隙を与え、結果的にゴールを許した点で、谷には厳しい評価をせざるを得ないだろう。

 ようやく巡ってきたチャンスをモノにできなかった谷。ワールドカップ本大会のメンバー入りに木信号が灯ったか。ここからの逆襲に期待したい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)