「心は男」でも精子バンクを利用して「母親」に。性と親子について考えさせられる作品【ママリ】

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世の中では「多様性」「LGBTQ」という言葉がよく聞かれるようになりました。しかし、実際にはまだ価値観が完全に浸透している社会とはいえないのかもしれません。この漫画では、無性愛で性別不合を抱えた作者の華京院レイさんの幼少時代から、精子バンクを利用して親になるまでが描かれています。性とは、親になるとは何なのかを考えさせられる『精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる』ダイジェスト版でどうぞごらんください。

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

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子どもを愛する感情に性や出産方法は関係ない

無性愛で心と体の性別が違う作者の華京院レイさんは、精子バンクを利用して親となりました。まだまだ多数派ではない精子バンクという選択ですが、親となった華京院さんは心から娘を愛し、かけがえのない日々を過ごしてるようです。

自分が認識している性として生活できるようになったことで、笑顔が増えていることが読み取れますが、幼少期は女の子を演じて生きるしかなく、とてもつらい思いを抱えていたといいます。

母の暴力は当たり前だった

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

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華京院さんにとって父と過ごす時間は楽しくいい思い出がある一方、母には殴られたり、母のアクセサリーとしての自分が印象に残っているようです。コロコロと変わる母の機嫌に翻弄され、自分の存在意義が揺るがされていたのかもしれませんね…。

子どもは親の表情をよく見て行動することがありますが、華京院さんの場合はそれがいきすぎていて、母に支配されているようにも見えます。

思春期、性別への違和感はさらに強まる

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

(C)Rei Kakyouin 2023

幼少期は母の望む女の子を演じていた華京院さん。しかし、思春期になるとそのせいで心と体のバランスが取れなくなります。学校の先生にすら「女の子なんだから」と言われ、華京院さんの心は自分を見失い、ボロボロになってしまいました。

自分が何者であるかは、本人以外の誰にも強制できるものではないはず。子どもは親の所有物ではなく、あくまでも1人のかけがえのない存在です。親も人間だからこそ「受け入れられない」「つい親の価値観を押し付けてしまう」というシーンはあるかもしれませんが、常に子ども自身がありのままでいられるように配慮しながら育てていきたいものですね。

精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる』電子書籍も発売中!

精子バンクで出産しました!アセクシュアルな私、選択的シングルマザーになる

\1,210~(楽天市場)

出版社:KADOKAWA 原案:華京院レイ 漫画:上村秀子

アセクシャルで被虐待児の私が、精子バンクで出産して愛する家族を持つまでを綴るコミックエッセイ

幼い頃からの性別への違和感、恋愛・性的感情への無関心と戸惑い、母からの虐待……。さまざまな経験をした末に「家族がほしい」と望んだ著者が選んだ、「精子バンクでの出産」という選択。迷い、悩んだけれど、それでも私は「父」でも「母」でもなく、ただ「親」としてこの子を愛したい。笑いあり、涙ありの、精子バンクでの出産を描いたノンフィクションコミックエッセイ。

原案:華京院レイ 
漫画:上村秀子
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記事作成: こびと

(配信元: ママリ