小笠原茉由

 いまや芸能界の「新潮流」となった「元一流野球選手の娘」。そのうちのひとりに話を聞いてみた。

 豪快なフルスイングから、 “ガッツ” の愛称で活躍した小笠原道大(みちひろ・49)は1997年、ドラフト3位で日本ハムに入団。1999年に、茉由が誕生した。

「幼稚園のときには、父はプロ野球選手って認識してました。2004年に日本ハムが北海道に移転したとき、父は単身赴任だったんですけど、北海道には頻繁に行ってましたし、テレビで活躍を見てたので、寂しくはなかったです」

 愛娘の誕生以後、五輪やWBCの日本代表にも選ばれる名選手となった。

「2006年のWBCから帰ってきて、札幌ドームの第1打席で打ったホームラン。巨人で不調だった2013年に、日ハム戦で打った代打サヨナラスリーラン。中日時代に札幌ドームのオープン戦で、代打で放った弾丸ライナーのホームランは、特に印象に残ってます」

 高校卒業後は女優を目指し、日大芸術学部に進学。高校1年のときに、父親に初めて女優になりたいという話をした。

「まあ、いいんじゃないって反応でしたね。昔からそうですけど、私がやりたいと思うことを否定はしないんです」

 学生時代はプロ野球選手の娘ということでまわりは優しく接してくれたが、少し困惑した場面があったという。

「お父さんの年俸って〇億円なの? って聞かれたときは返答に困りました(笑)」

 女優デビューは2019年5月、初舞台でのヒロイン役。今年は映画『それいけ!ゲートボールさくら組』が公開予定だ。

「木村多江さんのような女優が目標で、お客さんを勇気づけられるような作品に出演したいです」

おがさわらまゆ
1999年1月12日生まれ 千葉県出身 2019年の舞台『永遠の一秒』ヒロイン役でデビュー。2023年に出演映画『それいけ!ゲートボールさくら組』公開予定。公式Twitter(@mayu__ogasawara)、Instagram(@mayu__ogasawara)

写真・福田ヨシツグ、荒井大洋(小笠原)
取材&文・石内雅也(小笠原)
取材協力・『METAL JUSTICE TOKYO』(東京・六本木、小笠原) ※本文一部敬称略