大聖堂の火災の様子。火事によって屋根などに使われた鉛が溶けて周囲を汚染している/Veronique de Viguerie/Getty Images Europe/Getty Images

パリ(CNN)パリで4月に起きた火災により尖塔(せんとう)や屋根が焼失したノートルダム大聖堂の再建工事が一時的に中断された。火事によって屋根などに使われていた鉛が飛散して周囲を汚染したためで、13日には汚染を除去する作業を始めるため大聖堂の周囲の道路が封鎖された。

フランスの環境団体によれば、火事によって少なくとも300トンの鉛が溶けて大聖堂が汚染された。

再建工事は、作業員を鉛汚染から守るための保護対策の強化のため7月25日に中断された。作業員の安全を確保し、汚染物資の漏えいを防ぐため現場へのアクセスをより良く規制するための機器や手順が導入されている。

建設現場での作業は8月19日に再開する見通し。しかし、周囲の道路などの汚染除去にはさらに時間がかかるという。市当局によれば、汚染除去作業は3段階に分かれており、3〜4週間の時間がかかるとみられている。

フランスのマクロン大統領は大聖堂を5年間で再建する目標を掲げている。