二〇一八年にデビュー作『百年泥』で芥川賞を受賞し、自由な発想と巧みな文章世界で読者を魅了した石井遊佳さん。最新作品集『ティータイム』は、意外な展開で驚かせ、そこはかとないユーモアで笑わせる四篇を収録。その発想、執筆の背景にあったものは。 聞き手・構成=瀧井朝世/撮影=露木聡子 悲惨な物語を書きながらでも、どこかでボケたい ── 『ティータイム』に収録された四篇、どれも一人一