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オフィシャル画像3点を初公開

5月26日、ランチアが新型『ガンマ』のオフィシャル画像3点を初公開した。詳細は数ヵ月のうちに発表され、10月12日から開幕するパリ・モーターショーでのフランス初公開も明言されている。

【画像】今年で50周年!1976年に誕生した名車『ランチア・ガンマ』 全9枚

ランチアはステランティス・グループになった後に、『イプシロン』、『ガンマ』、『デルタ』の3本柱で展開すると発表。当初は3モデルともEVのみとされたが、時代の流れで2024年にイプシロンはハイブリッドとの併売でスタート。


初公開された、新型『ランチア・ガンマ』のオフィシャル画像。    ステランティス

さらにイプシロンは今年、『ターボ100』と呼ばれる1.2Lガソリンエンジンターボも追加しており、こちらはマニュアルトランスミッションを組み合わせている。

そんなランチア復活第2弾となるガンマは、イタリアで設計、エンジニアリング、開発が行われたと標榜。イタリア・メルフィ工場で生産される、クロスオーバーファストバックモデルとされる。

ボディサイズは全長4.67m、全幅1.89m、全高1.66mで、プラットフォームはステランティス・グループの『STLAミディアム』を採用。同プラットフォームは、現在日本導入されているモデルでいうと、プジョー3008、5008、シトロエンC5エアクロス、DS No8が使用する。

そこで例えば3008とサイズを(比較用にmで)記すと、全長4.565m、全幅1.895m、全高1.665mと、全長以外はほぼ一致する。そう考えるとサイズ感はだいぶイメージできるだろう。

パワートレインはハイブリッドとEV

スタイリングはイプシロンで示された新しいランチア・デザインの要素を、上手く取り込んだ印象だ。全高は3008と近いが、ルーフからテールに向かってなだらかに下がったファストバックスタイルであるため、もう少し背の低いクルマにも見える。

内装もイプシロンと同じテイストで、タボラ(イタリア語でテーブルの意味)と呼ばれる円形のトレイがセンターコンソールに備わるのも同様。センターのディスプレイには、音や光、空気を統合制御する『SALA』の文字も確認できた。


タボラと呼ばれる円形のトレイがセンターコンソールに備わるインテリア。    ステランティス

パワートレインは『航続距離1000km超の145hpのハイブリッドモデル』と複数のEVが用意される。

まず、前者は145hpという最高出力値から、ステランティス・グループで多用される1.2L直接3気筒ターボ+モーターの48Vマイルドハイブリッドと見て間違いないだろう。3008、5008、C5エアクロスも同様に搭載するからだ。

一方のEVは、最高出力230hp/航続距離540km超、同245hp/740km超、375hp/675km超/AWDの3本とされている。つまり、1モーターFFのバッテリー容量違いで2車種、2モーターAWDで1車種ということだろう。

ガンマは今年で50周年

往年のガンマは1976年3月のジュネーブ・ショーで発表され、今年でちょうど50周年となる。ボディタイプは2ドアクーペと5ドアハッチバック(ベルリーナ)をラインナップし、1984年まで2万2000台が生産された。後継モデルがテーマと聞けば、イメージしやすいかもしれない。

歴代モデルが繋がっているイプシロンと違い、ガンマならではのDNAを見出すことは難しいものの、ルーフからテールへのラインは往年のベルリーナをイメージしているように見える。


ルーフからテールへのラインは往年のベルリーナをイメージしているように見える。    ステランティス

クロスオーバーファストバックを名乗る、実質CセグメントSUVと言えるどのブランドでも稼ぎ頭となっているこのパッケージなら、価格次第だが、ある程度は売れるのではないか。

先日ステランティス・グループが発表した戦略『FaSTLAne 2030』では、『フィアットの管理下において、個性を際立たせたブランドとして展開』すると表現されたランチア。

欧州市場向けとされ、夏以降に受注開始を予定しているというガンマが成功するかどうかが、今後のブランドの行方に影響することは確実だ。まずは、詳細の発表を待つことにしよう。