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6日朝、福島県の磐越自動車道で部活動の遠征中の高校生を乗せたバスがガードレールに衝突し、高校生1人が亡くなりました。取材に応じた高校の校長は、“手術が必要な生徒が複数いる”と話しています。

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記者
福島県郡山市の事故現場です。バスが車線からはみ出て、大破している状況がわかります」

大破したバスに、高校生20人が乗っていました。

記者
「座席がバスの外に出ている様子がわかりますね」

正面は…

記者
「(中の)荷物がバスの前面にまで押し出されています」

目につくのは、バスに絡みついたようなガードレールです。

記者
「ガードレールがバスの中に入っているのが見えます」

後ろから飛び出ているようにも見えます。何があったのか。

■通報「バスがガードレールに衝突した」

近所の住民
「すごい音した。バーン。今までにない音。私もどうしたらいいかわからなくて、震えがくるし。これはどうしたらいいんだか」

事故があったのは、6日午前7時半すぎで、「バスがガードレールに衝突した」と通報がありました。

新潟と福島を結ぶ磐越自動車道で、バスは福島方面へ向かっていて、トンネルを抜けた先の緩やかなカーブで事故は起きました。

■1人死亡、校長“手術必要な生徒が複数”

乗っていたのは、新潟市にある北越高校の生徒です。男子ソフトテニス部に所属する1年生から3年生、あわせて20人です。

北越高校・灰野正宏校長
「把握してるところでは、3年生が6人、2年生が6人、1年生が8人、きょうの遠征のバスに乗っていた。引率は1名。部の顧問が荷物を運搬するために前方を走っていて、その後ろにバス。手術しなければならない生徒が複数いる」

学校によると、部員らは福島で行う予定だった練習試合のため、6日朝5時半頃に出発しました。その道中の事故でした。

後続の車も追突するなどして、ケガ人は合わせて26人です。このうち、バスに乗っていた部員2人が重傷です。

さらに、別の部員1人が車の外に投げ出され、死亡しました。

■クッションドラムに衝突し…

中央分離帯を越えた反対車線を見てみると、赤い印がいくつも確認できます。この場所まで投げ出されたのでしょうか、警察官が横たわり、現場を確認しています。

どのような事故だったのか、警察によると、バスはクッションドラムに衝突したあと、ガードレールに衝突したといいます。

クッションドラムとは、高速道路の分岐などに置いてあるもので、中に水や砂が入っていて、車が衝突した際の衝撃を緩和するためのものです。

事故があった道路の過去の様子を見てみると、ガードレールのつなぎめに、クッションドラムが置いてあります。警察によると、6日の事故発生当時も、同様の位置に置いてあったそうです。その後、バスはその先のガードレールに衝突したとみられます。

■「ぶつかってから20mほど進んでいる」

現場の映像を再び見てみると、クッションドラムが置いてあったとみられるあたりには、黄色い残骸のようなものがあり、すぐそばのガードレールはなくなっています。現場の状況を見た専門家は…

交通事故調査解析事務所・熊谷宗徳代表
「破損状況からみて、少なくとも80キロは出ていた。ガードレールも簡単にはずれるものではない。ぶつかってから20メートルほど進んでいる。ひきはがしながら、車体に巻き付けながら走行しているのをみると相当速かったと思う。クッションドラムが置いてあったから、この程度ですんだ可能性も」

バスを運転していたのは、68歳の男性です。学校の関係者ではなく、遠征用に手配されたドライバーだったといいます。

北越高校・灰野正宏校長
「部活の顧問が業者に頼んで(バスを)借り上げた。運転手付きの借り上げ。(Q.いつも使っている会社?)そこはよくわからないが、借り上げバスで行くことは、いつもの形だと聞いている」

警察は、事故の原因などを詳しく調べています。