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中古戸建ての購入やリフォームを検討する際、避けて通れないのが「アスベスト(石綿)」の問題です。
アスベストが含まれている建材があると、リフォーム費用が跳ね上がる可能性があります。特に築年数が古い物件は要注意です。
今回は、株式会社さくら事務所のホームインスペクターである坂さんに、アスベスト含有建材が使われている可能性が高い場所と、一般の方ができる見分け方、そしてリフォーム時の予算について聞きました。

■ 要注意!「2006年」より前の物件はリスクが高い
アスベストは、健康被害をもたらす危険性から、法律で段階的に規制されましたが、建築に使えなくなった最終的な分岐点は2006年です。
・2006年より前に建てられたお家は、アスベストが入った建材が使われている可能性が残るため、築年数をチェックしながら検討する必要があります。

■ アスベストが潜んでいる可能性が高い場所5選
リフォーム会社を経営する坂さんによると、戸建てリフォームでアスベストに遭遇しやすい場所は以下の通りです。
1.お風呂(ユニットバス):ユニットバスの壁のパネルに入っているケースがあります。特に昔のタイル張りのような柄のユニットバスは要注意です。
2.屋根・外壁:屋根材や外壁材に使われているケースがあります。
3.天井(ジプトーンなど):ビニールクロスが貼られておらず、化粧が施された天井材(ジプトーンと呼ばれる、柄や模様が付いた天井)に入っている可能性があります。
4.床材の接着剤:昔の塩ビ系のタイル(クッションフロアやフロアタイル)など、床材の接着剤に使われているケースがあります。
5.壁の下地:キッチンなどを壊した際に現れる、壁の下地材(裏のボード)にも使われていることがあります。

■ 見分け方:素人でもできる?「Aマーク」と「ジプトーン」
アスベストが本当に含まれているかは、最終的には専門機関での検査が必要です。しかし、内見時にヒントを得ることは可能です。

● プロが手がかりにするポイント
・Aマークの確認:アスベストが使われている建材には、アルファベットの「A」といったスタンプが押されているケースがあります。
・素材の確認:ジプトーンや昔のタイル壁のユニットバスなど、使われている素材から可能性を推測できます。

● DIYは厳禁!「吸い込む」のが最大の恐怖
住宅に使われているアスベストの多くは「非飛散型」といって、何もしなければ空中に飛ばないように整形されています。そのため、一緒に生活していても基本的には問題ありません。しかし、壊した時が危険です。

坂さん:「壊した時に針状のトゲトゲしたものが舞い上がって吸い込むと、発がん性のあるものになってくる。それがちょっと怖いですね」
知識がないまま自分で壁や天井を壊す(DIYする)のは非常に危険なので、大掛かりなリフォームは必ず適切なリフォーム会社に依頼しましょう。

■ Q&A:アスベストが出た時の費用は?
Q1. アスベストが出てきた場合、リフォーム費用はどれくらい増える?
お風呂の入れ替えなどの場合、大体7~10万円程度の処分費を予算として見ておくと安心です。
もし壊してみてアスベストが入っていなかった場合は、この費用は戻ってくるため、心構えとして予算を持っておくと良いでしょう。

Q2. ホームインスペクションでアスベストの有無はわかりますか?
建物の状況を理解するのにもホームインスペクションは有効ですが、アスベストの有無についてもインスペクションの方で判断できる可能性があります。

【まとめ】2006年以前の物件は「ホームインスペクション」で安心を!
アスベストは、特に2006年より前に建てられた物件を購入・リフォームする際の「見えないリスク」です。壊さなければ基本的に問題ありませんが、リフォーム時には高額な処分費がかかる可能性があります。
リフォーム費用として、あらかじめ10万円程度の処分費を予算に見ておくと安心です。また、知識がないまま大掛かりなDIYは厳禁です。
建物の状況を理解し、アスベストのリスクも含めた「安心した取引」を行うためにも、株式会社さくら事務所のような専門家によるホームインスペクションを活用し、購入前にしっかりチェックしてもらいましょう。

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