スウェーデンのヘルシンボリからマンチェスター・ユナイテッドにレンタル移籍中のFWヘンリク・ラーションは、デビュー戦となった7日のFAカップ3回戦でいきなりゴールを奪う活躍。35歳ながら、いまだ衰えを見せない得点能力を再確認したマンUサイドからは、3ヶ月間限定となっているレンタル期間の延長を求める声が上がりはじめている。

 しかし、レンタル元であるヘルシンボリのステン=インゲ・フレディン会長は、『BBC』のインタビューに応じ、契約期間の延長に難色を示した。

「マンUからオファーがあれば考える。だからといって、無条件で契約延長を認めるわけではない。我々としても、最高のメンバーでシーズン開幕を迎えなければならないのでね。契約期間は3月12日までであり、それは契約書にも明記されている。マンUがヘンリクとの契約延長を求めるならば、まず私にコンタクトを取らなければならない。それから、私の方でヘンリクの考えを聞く。しかし、現時点では何の連絡も受け取ってはいない。つまり、契約期間は3月12日までで変わりないということだ」

 一方、ヘルシンボルのスチュアート・バクスター監督は、「契約延長について語るのは早すぎるが、可能性はあるだろう。サッカー界の現状を考えると、ヘンリクを強制的に帰国させるのは難しいかもしれない…」と語るなど、ラーションを欠いてのシーズン開幕も視野に入れているようだ。

 現在プレミアリーグの首位を走るマンUにとって、FW陣の駒不足は覇権奪回に向けての大きな課題だった。その意味でも、デビュー戦で自慢の嗅覚を披露したラーションを、シーズン終了までキープしたいところ。ラーション自身は、「契約は3ヶ月間だから、スウェーデンリーグの開幕に合わせて帰国するよ」と語っているが、マンUで得点を量産すればするほど、ヘルシンボリへの復帰は遠のくことになるだろう。