Hump Back「拝啓、少年よ」、7年前の楽曲が『ラヴィット!』きっかけにバイラルチャートイン
<Viral Chart Focus>
Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの4月1日付のTOP10は以下の通り。
(関連:Hump Back 「拝啓、少年よ」Music Video)
1位:AiScReam「愛♡スクリ~ム!」2位:神蚊「Money love」3位:King & Prince「HEART」4位:ME:I「MUSE」5位:M!LK「イイじゃん」6位:ATLXS「PASSO BEM SOLTO - Slowed」7位:Hump Back「拝啓、少年よ」8位:Playboi Carti「EVIL J0RDAN」9位:やみの おねえさん「きょういくばんぐみのテーマ」10位:JO1「無限大(INFINITY) 2025」
4月初日のSpotify「Daily Viral Songs(Japan)」は、3週連続首位のAiScReam「愛♡スクリ~ム!」は引き続き揺るぎない人気を誇るなか、新たな動きとして神蚊「Money love」やME:I「MUSE」など、今後の注目のアーティストたちの台頭が顕著である。
そんな今週のチャートのなかでも特筆すべきは、7位にランクインしたHump Backの「拝啓、少年よ」である。約7年前にメジャーデビューシングルとして世に送り出されて以来、エネルギッシュで熱い歌詞とストレートで疾走感のあるメロディで多くのファンの心を掴んできた本楽曲。先日朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)において、テレビ初の生出演という記念すべき形でパフォーマンスされた。
これまで同番組で度々BGMとして使用されてきた「拝啓、少年よ」は、一部の視聴者には『ラヴィット!』の裏テーマ曲とも呼ばれてきた。去年4月の「ラヴィット!3周年記念スペシャルウィーク」では、ゲストに迎えたガチャピンとムックによる“ガチャムクバンド”がギタリストのMIYAVIとともに「拝啓、少年よ」を披露するなど、BGMとしてだけでなく、番組の節目で重要な役割を果たしてきた楽曲でもある。このコラボから丸一年後にあたる今、満を持してHump Backのテレビ初パフォーマンスが『ラヴィット!』生出演というかたちで実現したのだ。それも影響し、Spotifyのバイラルチャートにも伝播したのである。
Hump Backは、林萌々子(Vo/Gt)、ぴか(Ba/Cho)、美咲(Dr/Cho)の3名から成る3ピースロックバンドである。特に今回取り上げた「拝啓、少年よ」は、過去の思い出と未来への希望が交錯する詩的な表現が、リスナーの心に柔らかくも鮮烈な印象を残す。
そして、夢に向かって泥臭く前向きに現実と対峙する姿勢を強く肯定するような楽曲のメッセージは、「日本でいちばん明るい朝番組」というキャッチコピーを掲げ、これまでにない朝の情報番組として放送されてきた『ラヴィット!』が持つ番組としてのチャレンジ精神ともリンクしているように思う。だからこそ、今回の生出演は単なる演奏パフォーマンスにとどまらず、Hump Backの音楽が持つ普遍的な力と番組の雰囲気やテーマが見事に融合し、相乗効果を生む感動をもたらしたのだろう。
公式YouTubeチャンネルに公開されている楽曲MVにも、『ラヴィット!』出演をきっかけに多くのコメントが寄せられている。新生活がスタートする今、「拝啓、少年よ」が多くのリスナーの心を揺さぶっているようだ。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2025-04-01
(文=Z11)

