PS2の修理受付が8月31日に終了。対象は全機種、送付は9月7日までに必着
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、8月31日をもってプレイステーション2(PS2)の本体および周辺機器につき、アフターサービス(修理)の受付を終了します。このお知らせは、すでに今年6月22日に発表されていました。

PS2は薄型化や省電力化など様々な改良が行われたバージョンが多数存在しますが、対象商品は「PS2本体および周辺機器の全機種」とのこと。一時代を築き上げた名ハードを末永く保存していきたい人は、検討してみてもいいかもしれません。PS2は2000年3月4日に発売され、今年で18年目を迎える据え置きゲーム機です。初代PSとの後方互換性があってソフト資産をまるごと継承したほか、DVD再生機能も搭載。表現力の優れたゲーム機としても「安いDVDプレイヤー」としても市場を拡大し、2011年には全世界での累計販売台数が1億5000万台を達成しました。

当初のSCPH-10000シリーズ(15000や18000などのマイナーチェンジあり)から2007年からのSCPH-90000シリーズまで、バージョン違いの数も歴代ゲームハードの中で随一です。アフターサービスも"最新"のSCPH-90000シリーズだけかと思いきや、「全機種」と明記。18年前のハードも修理の対象とされるのは、前代未聞かもしれません。

アフターサービスを希望する人は、8月31日までにオンライン受付サービスもしくはプレイステーションカスタマーサポートにて申し込みの上、9月7日までにプレイステーションクリニックに到着するよう送付が必須です。

なお、修理部品の在庫終了により、受付終了期日前に修理ができなくなる場合もあるとのこと。初期の型番は、すでに修理が不可になっている可能性もあります。

PS2が搭載したDVD-ROMは、1層で4.7GB、2層で9.4GBもの「大容量」が驚きでしたが、現在では128GBのmicro SDXCカードも当たり前となっています。レトロゲームハード復刻の波に乗り、名作ゲームを詰め合わせたPS2 mini(それ以前にPS1 mini?)が望まれているかもしれません。