JRT四国放送

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小松島市で休業した銭湯を、交流の拠点として生まれ変わらせようというプロジェクトが進んでいます。

中心となってるのは県内外の学生たち。

彼らが目指すのは、どんな場所なのでしょうか。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「こんにちはー」

(記者)
「今何をしている?」

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「今、この銭湯のタイルに埃がたまっているので、みんなで掃除しています」

納田薫さん、23歳。

武蔵野大学に通う4年生で、大学のある東京と祖父母のいる徳島の2拠点生活をしています。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「ここは3年前に休業した銭湯。そこを若者が集まる拠点にしようと思って、今、DIYを進めています」

活動するのは、納田さんが代表を務める「学生団体eureka」。

80人以上が在籍する県内最大規模の学生コミュニティで、夜カフェなど様々なイベントを行っています。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「銭湯を若者でDIYして、何か面白い場所にしようということ自体のイベントごとというか」
「企画自体にわくわくする要素が詰まっていると思ったので、この場所にするって決めてから使い道を考えていくというやり方に」

大学のない小松島市に若者が集まる拠点を作り、活気を生み出そうと企画されたのがこのプロジェクト。

その場所というのが、小松島市の「稲荷湯」。

町の銭湯として戦前から地元の人に親しまれてきましたが、2022年にオーナーが亡くなって以降、休業を余儀なくされていました。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「もともと銭湯だったというところの味がある」
「昭和感漂うそんな空間が広がっているのが発想、アイデアを広げていくにはぴったりだなと思って」

二つ返事でこの場所に決めた、納田さんたち。

武蔵野大学の建築学科の仲間にも協力を求め、完成イメージの設計なども学生自ら行いました。

そして、2025年4月から本格的な改修作業が始まりました。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「もともとここは会議室になっていて、カーペットが敷いてあったり、コピー機があったりとか、そこを全部壁を取っ払って寝られる場所にしようと思って、ここを寝室に考えています」

夏休みなど長期休暇をメインに、県内外の約50人の学生が参加。

床板の張り替えなどを行いました。

中でも特に頑張ったというのが、部屋の仕切りにもなるこの棚。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「ここは1年くらいかかりまして、めちゃくちゃ時間がかかりました」

実は、この棚の裏にお気に入りのポイントが。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「ここはいつ来たというような記録を残していたり、小松島初めての子が『小松島サイコー』と書いていたり、最終的には蓋をするが」
「いつかまたここをリノベーションするとか、壊す時に見つかったら、タイムカプセルみたいで面白いかなって」

それに加え、約80万円かけて完成させたのが、このシャワーブース。

県外の学生などが寝泊まりできるような理想の交流拠点へと作業を進めています。

一方で、メインとなる銭湯は綺麗にしたものの、まだ手付かずの状態。

今後、どんな場所へと作り変えるのでしょうか。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「雨が降っている時にみんなでここで食事をしたり、パソコンを広げていすを作って作業をしたり、地域の方や大人の方をお呼びしてここで話を聞いたり、イベントを行ったりとか、そういう空間にしたい」

サウナは密室を生かして秘密の会議をする場所に、脱衣所にはバーカウンターを作るなど、自由なアイデアに心を躍らせています。

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「次の世代を担う若者たちが挑戦できて、何か地域とつながっていってというのができる」
「できやすくするための入口となる場所をここにつくれたら一番地域のためにもなるし、若者のためにもなると思って、そういう思いで活動」

地域の人たちから、後押しを受けているこの活動。

費用は補助金の活用のほか、クラウドファンディングで目標の100万円を集めるなどし、何とか維持しています。

活動に参加するほかの学生たちは。

(参加する学生)
「徳島で衰退している限界集落とかを減らしたいというのが一つの目標。減らして持続させたい」

(1か月前から参加)
「ここ一か月満たない間に、すごいいろいろ変わりました、人生が」
「ここにいる学生たちがすごい活動的なのを見て、自分でもやってみたいと思うことが多くなって」
「おにぎり屋さんを、自分はやりたいなって」

(武蔵野大学4年・納田薫さん)
「今はお金面たいへんなんですけど、いつか大きな組織になったり、大きなムーブメントをおこして」
「大学生がいない町に大学生がなぜか勝手に沸いていたり」
「なくなっていってしまうものが復活したり、新しい形でリノベーションされていくという動きが、どんどんこの小松島から広がっていくことが目標、楽しみにしていること」

この場所から新しい活動や挑戦が生まれていく。

若者の力で地域をより明るく、元気に!

休業した銭湯を活気あふれる交流拠点へと生まれ変わらせようという挑戦は、これからが本番です。