山形放送

写真拡大

2年連続で不作となっているサクランボについて、実をならせるための方法を学ぶ実地研修が22日、東根市で開かれました。

県産サクランボは不作が2年続いていて、大きな原因として、受粉の際に花粉を運ぶ役割を果たすマメコバチが少なくなっていることが指摘されています。県の調査では、去年の開花期にマメコバチが活動不良だったと感じた生産者がおよそ8割に上ることが分かっています。また、マメコバチの個体が少ないことに加え、4月中旬に霜が降りた影響で、一部の地域では8割以上のめしべの枯れ死が確認されるなど、ことしは例年以上に人工授粉で実をならせることが重要となっています。
未来の農業の担い手に結実対策の重要性と技術を学んでもらおうと、22日、東根市で東北農林専門職大学果樹経営学科の1、2年生を対象にした結実の対策実習が行われました。
実習では、毛ばたきを使用した人工授粉のやり方が説明された後、学生たちは実際に毛ばたきを持って園地を回りました。

東北農林専門職大学の学生「収穫のための大事な作業なので、一個一個丁寧にやっていくことが結実に影響すると思う」
村山総合庁舎北村山農業技術普及課高品善課長補佐「これからの果樹生産を担う若手が、しっかり実を成らせるための授粉作業を習得してもらうことと、実家が農家であれば、周りの人に人工授粉を広めてもらいたい」

県は、ことしのサクランボの作柄について、5月下旬に発表する予定です。