【京都大学】大学と学生が長く対立していた吉田寮 耐震工事のため寮生たちが一時退去 京大生「京大の象徴みたいなもの。ある程度は保存してほしい」
長く大学と学生が対立していた京都大学の吉田寮。耐震工事のため、寮生たちは3月31日、一時退去となりました。
京都大学・吉田キャンパスの南端にひっそりと佇む「吉田寮」。1913年に建設された日本最古の学生寮で、学生自身が管理や運営を担う自治寮です。
(寮生 2024年)「ここは厨房の中の楽器が置いてあるスペースです。本当に誰でも来て練習できるところなので、となりで料理するのが結構楽しいです」
寮生同士の自由な交流を大切にするため、共有スペースが多いことが特徴です。
この吉田寮をめぐっては老朽化で耐震性に問題があるとして、2017年に大学側が全寮生の立ち退きと新規入寮募集の停止を要求しました。
しかし、一部の寮生が退去を拒否したため大学側が明け渡しを求め提訴。
京都地裁は「老朽化を理由に退去させる規定が存在しない」と判断して、ほとんどの寮生が勝訴。その後大学側と、敗訴した寮生らが控訴するなど法廷闘争が続いていましたが、去年8月、工事後に再入居を認めるなどの内容でようやく和解が成立しました。
一時退去の期限となった3月31日、騒動を見守る京大生たちは。
「吉田寮は京大の象徴みたいなものだと思っていますのである程度は保存してほしいなと」
「もめているところもあると思うがうまく折り合いつけてやってほしい」
京都大学は「現時点でお答えできることはございません」としています。
