余分な洗濯ものを減らして、最小限のものでスッキリ暮らすコツを紹介します。整理収納コンサルタントの須藤昌子さん(50代)のケースです。ここでは、シーツやパジャマの洗い替えをやめ1枚で回す生活のリアルと、須藤さんが実感したメリットについて語ります。

洗い替えをもたなくなったきっかけは「実家じまい」

実家じまいで目にした、大量のシーツやパジャマ。「汚れたときのため」「洗えないと困るから」「乾かないときのため」と、実母は常に複数枚を用意していました。

【写真】ものの見直しのきっかけになった「実家の大量の不用品」

でもその備えが収納スペースを圧迫し、管理の手間を増やしていたのも事実でした。「本当にここまで必要なのだろうか」そう思ったことが、自分の暮らしを見直すきっかけになりました。

わが家では、この「洗い替えをもたない」スタイルを2年続けています。

「年1枚のシーツ」で回す洗濯習慣

現在は「パッシーマ」のキルトケットを通年シーツとして使っています。脱脂綿とガーゼを用いた寝具で、軽くて薄いのに暖かく、吸水性・吸湿性に優れ、じゃぶじゃぶ洗えるのが特長です。

週1回、朝に外して洗濯し、その日のうちに乾かして夜またセット。替えがないことで「出し入れの回数」が減り、洗ったらもとに戻す流れが自然にできました。洗濯頻度が高い分、1年で買い替えると決めています。

「もしもの汚れ」は工夫で乗りきる

1枚と聞くと、「不意に汚してしまったら、どうするの?」と不安に思われるかもしれません。たしかにそのとおりだと思います。ですが「もしも」を基準に持ちものを増やしていくと、際限がなくなります。

私は、起こるかどうかわからないできごとに備えてたくさんのものをもち続けるより、もたない快適さに価値を置きたいと考えています。

万が一汚れてしまったときは、タオルを敷くなど、今あるもので工夫できると思っています。実際に、この2年で大きく困ったことはありませんでした。

パジャマも最小限に厳選して管理をラクに

パジャマも季節ごとに最小限の枚数です。夜着て、朝洗い、乾いたら戻す。その循環を意識するだけで、収納には余白が生まれました。

枚数が少ないと迷いがなくなり、気に入ったものをきちんと使いきれます。傷みが早い分、状態を見ながら入れ替えますが、それも管理がラクになった理由の1つです。

「洗い替えなし生活」を2年続けて感じた変化

洗い替えをもたない暮らしを2年続けて感じているのは、収納の余白ができたことと心がラクになったことです。

「なくなったら困るかも」という前提でもつのではなく、今の暮らしにとって心地よい量を選ぶ。替えを減らしたことで、管理する枚数が減り、迷いも減りました。

すべての人に合う方法ではないかもしれませんが、1つ減らすだけでも、暮らしは思っている以上に軽くなると感じています。