1997年に起きた神戸市の連続児童殺傷事件の加害者が、亡くなった女児と男児の命日の前に遺族に送っていた手紙が、2018年は届いていないことが3日、分かった。加害者の両親の代理人弁護士が明らかにした。共同通信が報じた。

弁護士などによると、加害者は2004年に初めて遺族に向けて手紙を書き、その後、関係者を通じて弁護士が手紙を預かり遺族に渡すようになった。

2015年6月、加害者は手記を出版したが、知らされていなかった両遺族が反発し、それ以降は弁護士から手紙を受け取るのを拒否してきた。

手紙途絶える、神戸児童殺傷 加害男性から遺族に向け(共同通信)