DASH100人食堂 〜愛媛県八幡浜市保内町〜

現在、日本国内の半数の地域で深刻な過疎化が進み、様々な問題が!
中でも、コロナ禍以降・お祭りやイベントが激減し、地域の繋がりや一体感が失われつつある…。
そこで、地元・自慢の食材を持ち寄って頂き、即興のアイディア料理を!
かつての活気を取り戻せるか?第2回『DASH100人食堂』!

今回の舞台は…愛媛県八幡浜市保内町(やわたはましほないちょう)。瀬戸内海を望む自然豊かな町で、かつては、およそ1万8000人が暮らしていたが現在は人口8596人、過疎化の進む保内町磯崎地区では283人となり、祭りやイベントも減少している。そんな地域に貢献したいと番組宛てに連絡をくれたのは、今年3月に高校を卒業した田中杏果音(あかね)さん。
4月から18年間暮らしてきたふるさとを離れるが、その前にお祭りがあった頃のような活気を取り戻したいと考えていた。

1人でも多くの方に来ていただくために、城島は町内放送で呼びかけ。
慎太郎・郄地の若手チームは、杏果音さんが通っていた県立川之石高校を訪れ、生徒たちにサプライズでお知らせ。「保内町の名産品を皆さんに持ってきてもらって、我々が調理して、この高校で料理を振る舞う」

さらに、慎太郎は保内町の子どもたちが集まる児童センターで一気に声かけ。
すると、ここで…慎太郎が子どもたちと仲良くなるための秘密兵器を。「俺もシール帳あるんだよ」
DASH特製ぷくぷくシールで仲良し作戦を実行。その後も時間が許す限り、町中で声かけ。

午後1時、いよいよ受付開始!どれだけの人が集まり、どんな自慢の食材が届くのか?
最初に食材を提供してくださったのは、平家谷そうめん流しの方々。
保内町で昭和40年代から続くそうめん流しで、年間3万人以上が訪れる、町の大人気スポット。
縁起のいい紅白そうめんをいただいた。

さらに、郄地が伺った稲見米穀店さんが、イチオシのブランド米・ひめの凜を30キロも。
その後も、しらすやみかんジュースなど、様々な食材を保内町民の皆さんからご提供いただいた。
100人食堂の料理長こと郄地は、みかんジュースを見て「ここからドレッシングも作れたりする」

さらに、川之石高校の生徒たちが、学校で作っているというオリジナルのジャムやタマネギ・キャベツ・ブロッコリーなど多くの食材を持ってきてくれた。
そして、みかん農家の玉井さんはカゴいっぱいの清見(みかん)を。
100人食堂オープンまで残り1時間。すでに門にはたくさんの行列が。

今回、一緒に料理をしてくださるのは…博多で屋台を開く、イタリアンシェフ・河野大地さん。
前回の100人食堂でも即興とは思えないアイデア料理を連発。
1品目は、ちぎったレタスにみかん、刻んだ青パパイヤ、ブロッコリーを加え、塩とオリーブオイル、みかん果汁で味付けした、青パパイヤのマリネ。

その間にも、受付には食材を持った保内町民の方々が。
竹内さんが持ってきてくれたのは、八幡浜市のブランド豚・日野出豚。
愛媛県八幡浜市の日土(ひづち)地区で育つ『日野出豚』は一軒の養豚場でしか飼育されておらず、頭数に限りがあるため『幻の豚』とも言われる。

その後もどんどん食材が届き、八幡浜で有名なじゃこ天や削りかまぼこも。
削りかまぼことは、蒲鉾を乾燥させて削った愛媛県南予地方の伝統食品。
そのままでも、トッピングしても美味しい、八幡浜の食卓には欠かせない存在。

一方、調理担当の郄地は…愛媛県の伝統野菜・大洲芋の親芋を使って関西の名物料理を。
大洲芋は里芋に比べて、粘り気は少ないが、火を通すとホクホクとした食感に。
千切りにしたキャベツに、すりおろした大洲芋、じゃこ天、かまぼこ、タマネギ、青ネギを加える。
あと、必要な食材は卵…「卵が入ったら、大きい声で卵!って言って」果たして、卵は来るのか?

受付には、その後も様々な食材が届き、城島が声をかけた漁師の鎌田さんは、なんと伊勢海老とヒラメを。
さらに、地元で水産業を営む古屋野さんが提供してくれたのは、アオリイカとアイゴ。アイゴは、独特の磯臭さで市場に出回らない魚だったが、古屋野さんが独自に研究を重ね、臭みを取り除く方法を確立。
その美味しさは、高級寿司店でも提供されるほど。

さらに、あかねさんが暮らす地域の方が続々と!
そして、ついに郄地念願の卵が…!「郄地くーん!卵!!」「やったー!!卵だー!!ありがとー!」
早速、溶いた卵をキャベツと大洲芋の生地に。作っているのは、直径50センチの巨大お好み焼き。
仕上げに、しらすを散らして長ネギで彩りを加えたら…2品目のしらすのお好み焼きが完成。

その後も、たくさんの町民の方々に食材をご提供いただき…ここで、受付終了。
この日集まった保内町民は、230人。いよいよ…「100人食堂、開店しま〜す!」
早速、1品目の青パパイヤのマリネを皆さんにお配りすると…「料理めっちゃ上手!」「郄地くん、最高!」

城島が調理するのは、厚く切り分けた日野出豚の肩ロース。
これを卵にくぐらせ、衣がわりに削りかまぼこをつけたら、180度の油で揚げていく。
さらに、ビーツに白だし、不知火(みかん)のジャム、角切りにしたトマトでソースを作り、揚げたてのカツにかけたら、3品目・日野出豚のミラノ風カツレツが完成!早速、熱々を食べてもらうと…「めちゃくちゃうまい!」「ミラノ行ったことないけどこういう食い物なん?」

ここでまず、最初のイベント。任されたのは、藤原。「DASH100人食堂オリジナルそうめん流し」
地元の建設会社さんにご協力いただき、全長30m、100人が同時に食べられるそうめん流しを製作。
「今からそうめん流しをします!」子どもから大人まで大盛り上がり「とった」「美味しい」

でも、これだけじゃ全然お腹いっぱいにならないので、そうめんの茹で汁を使って郄地は、愛媛県の郷土料理「いもたき」を。いただいた野菜を食べやすいサイズに切り分け、主役の里芋を入れたら、弱火でじっくり15分。
さらに、地元のブランド米「ひめの凜」を使って愛媛県のソウルフード鯛めしを。
しかし、あいにく鯛がなかったのでヒラメを使った鯛めしならぬ“ヒラめし"に。ここにみかんジュースと伊勢海老を入れ、しょうゆと塩で味付けしたら蓋をして40分。

その間に、もう一品。アオリイカから取り出したイカ墨で、ゲソ、椎茸、青パパイヤを炒め、これをご飯に混ぜたら、アオリイカに詰めて巨大いかめしに。一度フライパンで焼き色をつけたら、鉄板で蒸し焼きに。
そして、アイゴとタチウオは、ヨモギを混ぜた塩で覆い、塩釜焼きに。

その間に、100人食堂2つ目のイベント。それは、コロナ禍以降、休止していた「四ツ太鼓」。子どもが屋台の上で太鼓を叩き、それをおよそ40人で担ぎ上げ、地域を練り歩く、250年以上続く磯崎伝統の祭り。実は、杏果音さんが友達の田中空さんと一緒に乗ったのを最後に担い手不足とコロナ禍で休止していた。
今回、杏果音さんの呼びかけで、担い手として保内町の屈強な男たちが次々に手を上げてくれ、7年ぶりに復活することに。

本来は、町を練り歩くが、今回は特別に来てくれた保内町の皆さんの前を。
7年ぶりの復活に町民の方々は感動。「涙が出そうになる」

一方、料理の方は…4品目のヒラめしが完成。「めっちゃいい香り」「海の中にほんのりオレンジを感じる」
さらに、鉄板で蒸していた、5品目のアイゴとタチウオの塩釜焼き、6品目のいかめしも完成。
保内町民の皆さんは、「ごはんおいしそう」「塩が効いていて、すごくおいしいです!」

そして、郄地の芋煮も完成間近。大事な味付けは…郄地のセンスで。
そうめんの塩味を考慮し、しょうゆと少し多めのみりんを加えたら、7品目、郄地特製芋煮の完成。
町の方々からも大好評!「じゃこ天が苦手なんですけど、これ食べやすくておいしかった」

そしていよいよ、本日のメインイベント。
それは、音楽に合わせて大きな紙に体全体を使って文字を描く、書道パフォーマンス。
閉校が決まってしまった母校・川之石高校への感謝を込めて顧問の松岡先生が計画していた。
実は書道経験がある慎太郎も加わろうと、先生に書を見ていただいたが…「60点くらいかな」
慎太郎が任されたのは、最後の締め「黎明」の明という字。
大きく豪快に書くことがポイントだが、果たして本番で100点取れるのか。

保内町民230名が体育館に集まり、書道パフォーマンススタート。「川之石高校です、お願いします」
書道部の部員たちが音楽に乗せて文字を書いていく。そして、ついに慎太郎の出番。最後の締め「明」を力強く描いていく。パフォーマンスが終わると、会場に集まった保内町民から割れんばかりの拍手が。
今回、依頼してくれた杏果音さんも「地域活性化に一歩近づけたんじゃないかな」と大満足。
ということで…「100人食堂 大成功!」

そして、ようやくまかないの時間。芋煮とヒラめしを。
「うわぁ、美味しい」「そうめん流ししてよかったね」「みんな笑顔になったからね」
100人食堂に来て欲しい、過疎で悩む地域を大募集!ご連絡、お待ちしております!

