開いて5秒で即発電。機動力がバグってる手帳サイズの極小ソーラーパネル
こちらは「かいサポ(お買いものサポーターチーム)」が編集・執筆した記事です。
携帯ソーラーパネルに対する世間のイメージって、だいたい二つに分かれますよね。軽くて小さいけど発電しないか、ちゃんと発電するけどデカくて重いか。「ECOTAB」は重量641.5g、たたんだサイズはiPad miniより小さいとのこと。それでいて最大セル効率24.6%、最大24W出力。
スペックだけ見れば理想的ですが、フィールドで使って初めてわかることもあります。コンパクトさと発電力は両立できるのか? 実際に「ECOTAB」を試して検証してみました。
登山ザックの隙間に収まるパッキング性
グレーのファブリック素材に革のストラップがあしらわれた、手帳のような佇まい。アウトドアギアにありがちな無骨さや、安価なソーラーチャージャーに漂うチープさがありません。
携帯ソーラーパネルって、「持っていけるかどうか」が最初のハードルですよね。どんなに高性能でも、大きくて重ければザックの容量と体力を圧迫してしまいます。
手に取ると、641.5gという数字以上に軽く感じます。500mlのペットボトルより少し重い程度。たたんだ状態のサイズは縦21cm×横12cm。試しに登山用ザックのサイドポケットに差し込んでみると、すっぽり収まりました。これなら登山でもキャンプでも、荷物の隙間に滑り込ませるだけでOK。「持っていくかどうか迷う」という次元の話ではなく、「とりあえず入れておける」サイズ感です。
曇天の充電実測。30分でどこまで回復するか
最も気になるのは、やっぱり実際の充電スピードですよね。太陽が雲間に隠れたり現れたりの曇天の朝に、ベランダの物干しに「ECOTAB」を吊るして、スマホ(バッテリー残量5%)を接続してみました。
USBケーブルはType-Aポートを使用(Type-Cも搭載しています)。結果、30分後にバッテリー残量は20%まで回復しました(※ 実際の充電速度は使用環境やデバイスにより異なります)。
紹介ページに掲載のデータによると、季節や時間帯によって発電量は大きく変動するとのこと。春季の昼間は50〜60%程度の出力になるそうです。さらに、パネルの照射角度も発電量に影響します。90°(直角に光が当たる状態)で100%の出力が得られるのに対し、吊るした場合は角度が浅くなるぶん、出力は下がります。
それでも、曇りの日でも30分放置するだけでスマホが少し回復するという事実は心強い。パネル角度を最適化すれば、さらに効率よく充電できそうだという手応えを感じました。
「秒で展開」は本当か
紹介ページでは「秒で取り出し、秒で収納」と謳っています。実際はどうでしょうか。ザックのサイドポケットから「ECOTAB」を引き抜き、ストラップを外してパネルを広げる。あとは表面を上にして地面や岩の上に置くだけです。
ストップウォッチで計ってみたところ、取り出しから展開完了まで約5〜6秒。慣れれば片手でも開けそうです。
ケーブルを差し込み、緑のランプが点灯した瞬間から発電スタート。この「開いたら即・発電」というシンプルさは、たとえば登山で休憩時間を無駄にしたくない人にとってはかなりありがたいポイントかもしれません。
収納もパタパタと折りたたんでストラップで留め、ポケットに戻すだけ。山頂での滞在時間が短くても、気軽に出し入れできる手軽さでした。
ザック装着で「歩きながら充電」は実用的か
「ECOTAB」の携帯性を最も活かせる使い方が、ザックの背面に取り付けての「歩きながら充電」です。実際にやってみました。パネルを展開した状態でザックの背面にカラビナやストラップで固定し、USBケーブルでスマホに接続。そのまま歩き始めます。
結果から言えば、これは実用的です。パネル自体が軽量なので、ザックの重量バランスが崩れる感覚はほとんどありません。歩行中は体の向きが変わるため、常に最適な角度で太陽光を受けられるわけではないですが、それでも、歩いている間に少しずつ充電が進むという体験は、精神的な安心感につながります。日当たりのいいところを長時間歩くようなシーンなら、移動時間がそのまま充電時間になりそうです。
「ECOTAB」によって、30分で劇的に充電が回復するわけではありません。でも、ある程度の光があれば電力を自給できるという事実は、心の余裕に直結します。
「ECOTAB」は現在、machi-yaにてプロジェクト公開中です。気になる方は早めに以下リンクをチェック。電力を自分で作れる自由を手に入れてみてはいかがでしょうか。

>>わずかな光も電力に。最高セル効率24.6%、極限まで高めた次世代の携帯用発電所
Photo: 山田洋路
Source: machi-ya
本記事制作にあたり、HRinnovationより製品の貸し出しを受けております。
