年末年始は大反騰、安値買い絶好機・生成AI関連「リベンジ5銘柄」 <株探トップ特集>
―「AIエージェント」や「フィジカルAI」のテーマで輝きを放つ銘柄群をロックオン―
12月第2週の東京株式市場はメジャーSQ週ということもあって、先物主導で日経平均株価は右往左往する展開となった。一時はフシ目の5万円大台を割り込む場面もあったが、SQ当日の週末12日は買い戻し優勢の地合いとなり、5万円トビ台後半で着地した。
SQ値は5万0536円で、日経平均は取引時間中に5万1000円台を上回って推移するなど「幻のSQ」とはならなかったが、その後は伸び悩み一時5万0400円台まで水準を落とすなど、強気一辺倒とも言い切れない玉虫色の地合いであった。国内長期金利の上昇や日中関係の悪化など、株式市場を取りまく環境には警戒ムードも漂っていることは否めない。しかし、一方で年末年始相場に向けた悲観シナリオが作動している気配もない。TOPIXの方は高値圏で売り物を吸収し、約1週間ぶりに史上最高値を更新した。
●AIソリューション関連に売られ過ぎ目立つ
グロース市場の下げも目立っているが、これらは投資家の損益通算を狙った売り圧力が反映されたもので、これに仕掛け的な空売りも乗せられたことから、下げがきつくなった。「損益通算の売りは、年間を通じ利益を出した分の税金を軽くする相殺目的のため、実質的には投げ売りに近い」(中堅証券ストラテジスト)とされ、これが想定以上に派手な下げにつながることが多い。ただしこの需給要因に伴う下落は、買う側にとっては大きなアドバンテージとなる。特にグロース市場に多いAIソリューションに絡む銘柄群などは、この投げ売り的な圧力によって願ってもない買い場が提供されているケースも多いとみられる。
投資テーマとして AI関連はバブル論議がかまびすしいとはいえ、空売りで利益を上げようという勢力も多く、なかなか一方通行にトレンドが傾くことがない。そもそもメディアの報じ方ひとつで見え方はいかようにも変化するが、基本は未来予測であって、AIバブルの有無はここ数カ月で答えが見えてくるような代物ではないのである。
●新たな進化ステージ、開花期に突入するAI界隈
ビッグデータの普及とディープラーニング技術が融合する形で飛躍的な演算能力を獲得したAIだが、近年は生成AIの登場を契機に景色がガラリと変わった。マシンラーニングの進化やデータ量の膨大化がAIの性能を飛躍的に高めた結果、人間の言葉を理解し、それを咀嚼して文章や画像、動画などを自動生成するという、ひと昔前では考えられなかったステージまでAIのレベルを引き上げている。そして、これに追随してAIの一段の進化を象徴する「AIエージェント」や「フィジカルAI」といったコンセプトが続々と登場し、米国を中心に世界の株式市場で花を咲かせ始めた。

