広島テレビ放送

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 第104回全国高校サッカー選手権広島県大会は11月16日決勝が行われ、広島皆実が18回目の優勝を飾りました。その皆実と激戦を繰り広げたのが28年ぶりの頂点を目指した沼田です。キャプテンの思いを有田アナウンサーが密着取材しました。

■沼田・森崎翔太主将
「ありがとうございました。」

 決勝後、対戦相手の広島皆実の応援席に一礼した沼田のキャプテン森崎翔太…。表情は硬く涙はありませんでした。森崎にとって最後の選手権…。それは、恩師との挑戦でした。

■沼田・森崎翔太主将
「人間性の部分で、沼田では成長する機会が多くあった。」

 沼田の堅守を支えてきた森崎。その成長に寄り添ってきたのはサッカー部の桂大晴監督です。常に2人で話し合い信頼関係を築いてきました。

■沼田・桂大晴監督
「迷惑なんですけど夜9時半くらいに電話かけてくる。きょうこうだったんですけど…みたいな寝ようと思ったタイミングで。冗談ですけど(笑)全部投げてくる訳ではなくこうしたいんだけどこれで正しいのかどうかを僕は彼の意見を聞いて背中を押すだけ。」

 1年生の頃から森崎のクラス担任でもある桂監督…。学校生活を通してともに歩んできました。

■寮の部屋ノック

 そんなふたりの信頼関係が見えるものがありました。3年間書き続けた“サッカーノート”練習で感じたこと、仲間への想い。森崎が書いた一言一言に、桂監督がメッセージを返してきました。

■有田優理香
「(桂監督)からの決勝に一緒に行こうという言葉もいい。」

■沼田・森崎翔太主将
「そういう部分も含めて直接言えないことをノートを通じて伝えてもらっているので力になっている。クラスでもずっと見てくれたので恩返しの部分でも優勝したい。」

 仲間と恩師と夢の全国へ…迎えた決勝戦。開始早々、試合が動きます。今大会無失点だった沼田が初めて失点。それでも…。

■沼田・森崎翔太主将
「自分たちはここで1点取られても追いつける力はあるしプラスの声をかけながらみんなのモチベーションを上げる声かけをした。」

 前を向いた沼田は攻勢をかけます。1点取れば流れは変わる・・・ゴールへあとわずかに迫ります。恩師、仲間と過ごした3年間80分全てを出し切りますが・・・。

■終了ホイッスル

 全国の夢はかないませんでした。試合後のロッカールーム…。

■沼田・桂大晴監督
「ここまで積み上げたものは自信に変えていい。ただ先生としてはもうちょっとだけでいいからみんなとやりたかった思いが強くてもう1個次にステージにみんなでいって沼田って素晴らしいチームだと全国のみんなに見てほしかった。」

■沼田・森崎翔太主将
「俺もまだみんなともう1か月全国の舞台このチームでまだやりたかった。最後この舞台で戦うことができてよかった。ありがとう。」

 森崎は卒業後、桂監督とおなじ大学に進みます。これからもふたりのサッカー人生はつづいていきます。

2025年11月17日放送