「AIが生成した楽曲が毎日2万曲アップロードされている」と音楽ストリーミングプラットフォーム・Deezerが報告

近年ではAIが急速に成長しており、自動で作曲してくれるAIも数多く開発されています。音楽ストリーミングプラットフォームのDeezerが「AIが生成した楽曲が毎日2万曲以上アップロードされている」と報告しました。
Deezer reveals 18% of all new music uploaded to streaming is fully AI-generated - Deezer Newsroom

AI-generated music accounts for 18% of all tracks uploaded to Deezer | Reuters
https://www.reuters.com/technology/artificial-intelligence/ai-generated-music-accounts-18-all-tracks-uploaded-deezer-2025-04-16/
Deezerによると、アップロードされた全てのコンテンツの18%以上に相当する2万曲以上がAIによって生成されてDeezerにアップロードされているとのこと。AI生成楽曲のアップロード数は増加の一途をたどっており、2025年1月時点では毎日1万曲のAI生成楽曲がアップロードされていましたが、わずか3カ月でその数は2倍になっていることが報告されています。
なお、2025年1月にDeezerはAIが生成した楽曲を検出するツールをリリースしており、テキストによる音楽生成AIサービスを展開する「Suno」や「Udio」などの楽曲作成AIが生成した楽曲を検出し、フィルタリングを行っています。
Deezerによると、このツールは100%正確にAI生成楽曲を検出できるとのことで、「特定のデータセットをトレーニングすることなくAIが生成したコンテンツを検出する、一般化できる可能性を秘めたシステムの開発において大きな進歩を遂げました」とアピールしています。

Deezerの最高イノベーション責任者であるオーレリアン・ヘロー氏は「AIが生成したコンテンツはDeezerをはじめとするストリーミングプラットフォームに氾濫し続けており、その勢いはとどまるところを知りません。生成AIは、音楽の創造にプラスの影響を与える可能性を秘めていますが、ファンの透明性を維持しながら、アーティストやソングライターの権利と収益を保護するためには、責任と注意を持って開発に取り組む必要があります。当社のAI楽曲検出ツールのおかげで、私たちはすでにAIが生成した楽曲をオススメ楽曲の提示アルゴリズムから削除する取り組みを開始しています」と述べています。
なお、SunoやUdioをめぐっては、音楽大手のソニー・ミュージックエンタテインメントやワーナー・レコード、ユニバーサルミュージックグループが「著作権で保護された楽曲を大量にコピーして商用モデルに取り込んだ」と主張して訴訟を提起しています。
音楽生成AIサービス「Suno」と「Udio」をソニー&ワーナー&ユニバーサルなどの音楽大手各社が著作権侵害で訴える - GIGAZINE
