【5代目プレリュード、カプチーノ、初代コペンなど】価格が上がる前に手に入れておきたい国産中古車10選(後編)
ホンダ・プレリュード(5代目)価格:約60〜320万円
平均価格:約200万円
(2025年10月現在。大手中古車検索サイトによる。以下同じ)
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約25年ぶりに復活したことで話題沸騰の『ホンダ・プレリュード』。その前の世代となる5代目は、1996年から2001年まで販売されました。

ホンダ・プレリュード(5代目) 本田技研工業
ファストバック風に変化した4代目から一転、3代目までのようなノッチがついたスタイルに回帰。エンジンは4代目同様に2.2Lを搭載しており、『タイプS』と『SiR Sスペック』では最高出力220psをマークしました。
中古車の流通台数は15台ほどと少なく、200万円前後の個体がメインという状況。ご多聞に漏れず低価格は過走行気味です。ただし新型プレリュード発売前に比べると平均価格の上昇幅が大きく、数ヵ月で数十万円ほどアップしました。この記事を書くために相場を調べてびっくりしたほどです。
今後も高くなっていく可能性は大きいかも。200万円は絶対的には高額ですが、3代目の平均価格が約250万円なのを思うと、『まだ200万円』。今が買い時かもしれません。
ホンダ・インテグラ・タイプR(2代目DC5型/2001〜2007年)価格:約120〜500万円
平均価格:約230万円
1995年、3代目『ホンダ・インテグラ』の高性能バージョンとして、200psを絞り出す1.8L VTECエンジンを載せて産まれたのが『インテグラ・タイプR』(DC2/DB8)。チャンピオンシップホワイトに赤いホンダエンブレムに憧れた人も多いでしょう。
2001年にインテグラがフルモデルチェンジして4代目を迎えると、タイプRも2代目に進化。ボディタイプも、それまでの3ドアクーペ&4ドアハードトップから3ドアに1本化しました。エンジンは2L化され、220psに増強しています。

ホンダ・インテグラ・タイプR(2代目DC5型/2001〜2007年) 本田技研工業
『シビック』をはじめとして、ホンダのタイプRモデルはいずれもたいへんな高値で取引されており、インテグラもその例に漏れません。しかし初代の平均相場が310万円を超え、最高値が650万円を記録する中で、2代目は『まだそれよりはリーズナブル』です。
とはいえ流通している個体は過走行車が多く、15万キロオーバーでも180万円ほどで、10万キロ以下だと250〜300万円は必要。今後は、2026年に『25年ルール解禁』でアメリカへの輸出が可能となるため、さらなる高騰が起こる可能性もあります。すでに安いクルマではありませんが、買い時を逃すと手に入らなくなるかも。
スズキ・カプチーノ(2001〜2007年)価格:約40〜550万円
平均価格:約125万円
1990年代前半は、現代では考えられないようなクルマが次々と市販されましたABCトリオと称された軽自動車のスポーツカー『オートザムAZ-1』、『ホンダ・ビート』、『スズキ・カプチーノ』はまさにそれ。
カプチーノは64psを叩き出す『スズキ・アルトワークス』用の550ccターボエンジンをフロントに縦置き搭載して後輪を駆動、前後重量配分51:49を実現した超ミニサイズの本格的スポーツカーです。Tバールーフ、タルガトップ、フルオープンを楽しむことができるルーフ設計も特徴でした。

スズキ・カプチーノ(2001〜2007年) スズキ
年式を考えると中古車の流通台数は多く、執筆時点で100台以上が掲載されていました。最高値は550万円(!)ですが、改造車+走行距離200kmという特殊事例。過走行気味だと中心価格帯は80〜140万、程度良好で200万円前後といったところです。
しかし少し前は平均価格が80万円ほどだったので、それからグングン上昇していることになります。軽の2シーターオープンスポーツカーなんて、メーカーは二度と出さないでしょうから、カプチーノを含めABCトリオは、高値で推移あるいは高額化が進むのではないでしょうか。
ダイハツ・コペン(初代/2002〜2012年)価格:約50〜480万円
平均価格:約70万円
2002年に発売を開始した初代『ダイハツ・コペン』は、お椀をかぶせたような丸いボディが特徴となる2シーターの軽自動車オープンカーで、軽の市販車では初の電動油圧ポンプで開閉するルーフを搭載しました。
2014年には外観をガラリと変え、『着せ替え』を可能としたボディ構造が特徴の2代目をリリース。2015年になって初代のような丸型の前後ライトを備えた『セロ』も追加されるなど、改良と拡充を繰り返しましたが、ダイハツでは2026年8月の生産終了をアナウンスしています。

ダイハツ・コペン(初代/2002〜2012年) ダイハツ工業
ここで取り上げるのは初代。流通数は600台と豊富で程度もバラバラ、という状況です。最高値の個体は走行距離43kmという博物館級なので除外すると、200万円以上も20台以上あり、少なくない台数が掲載されています。
一方のボリュームゾーンは40〜90万円台で、過走行車も多く見られます。とはいえ、これまで紹介したクルマに比べると安いですよね。しかし初代は初期型だともう20年以上前のクルマ。掲載台数は多かれ、今後も良好な程度の個体は確実に減っていきます。手軽に買って楽しめる時間は、あまり残っていないのです。
スバル・サンバートラック(6代目/1999〜2012年)価格:約50〜480万円
平均価格:約70万円
1961年に誕生した軽商用車『スバル・サンバー』は、1999年登場の66代目までRR(リアエンジン・リアドライブ)を貫き、2012年でスバルでの自社生産を終了しました。その間にも4WDの採用、4気筒化、スーパーチャージャーの搭載など、さまざまな進化を遂げています。
生産を終えて以降は、『ダイハツ・ハイゼット』のOEM車となって現在に至っていますが、未だに個性たっぷりの先進設計を誇ったスバル・オリジンのサンバーが買えないことを惜しむ声や、自社生産時代のサンバーを好むユーザーが数多くいます。

スバル・サンバートラック(6代目/1999〜2012年) スバル
それもあって中古車市場でのサンバーは人気があり、中でもスバル製最終世代の6代目は、流通数も多く入手もしやすくなっています。しかし気がついたら高い相場になっていました。バン、トラックともにノーマル状態で150〜200万円という、15年落ち近い軽商用車とは思えないプライスタグを掲げる個体が見られるほど。
トラックの実質的な価格帯は20〜90万円台ですが、ほぼ同時期に売られていた『スズキ・キャリイ(8代目)』の平均価格が約45万円なのを見ると、6代目サンバーの相場が高いことがわかります。
6代目サンバーの高値傾向は続くと思われますが、実用車のため今後は漸次台数が減っていくのも間違いないところ。程度が良い個体を入手するなら、早めがいいかもしれません(筆者も欲しい!)。
