インタビュー:加藤和樹「大切な人の為に何ができるだろう」
――この役をいただいた時の率直な感想を教えてください。
加藤和樹(以下、加藤):脚本を読んで、「この颯太って役は難しいな」って思ったのが最初の印象ですね。やはり、颯太のような運命と向き合っていくことが、自分には無い境遇なので。それを受け入れて生きていく者の葛藤だったりを表現するのが一番難しいなと思いました。――その難しい役を演じる際に自分で工夫した点はありますか?
加藤:心情的なところですよね。颯太はなぜ、11年振りに菜月に会いに来たのかっていう。自分の運命をどう考えているのかとか、心の動きをけっこう意識して演じましたね。――この作品は「君に光を」という漫画が原作ですよね。漫画のキャラクターという、ある意味イメージが決まっている役を演じることにプレッシャーは感じましたか?
加藤:特に無かったですね。原作は原作であるにせよ、これは自分なりのキャラクターを演じようと思ったのであんまりそこには囚われずに。――女性カメラマンが監督ということで、普段の現場と異なった部分はありましたか?
加藤:AMIY さんは、本職がカメラマンってこともあって、画面の中の絵をすごく気にする方だったんですね。すごく細かい作業で。絵の中の小物だったりとか、そういうところにすごく気を遣って撮っていたので、それは今までには無い感じでしたね。――私も拝見させていただいて、一瞬一瞬どこを切り取ってもキレイっていうか。
加藤:映像がすごくキレイですよね。監督がシーンごとに思い浮かべていた、ヴィジョンがハッキリと出ているなって思いました。