トケル、べらぼう第21回を徹底解説！「亡くなったはずの大門寺屋がまさかの復活？」

YouTubeチャンネルで大河ドラマ『べらぼう』の第21回について考察した大河ドラマ考察系YouTuberのトケルさんが、2025年6月1日放送の最新話「あらすじ」の内容を詳しく解説した。動画内では主要キャラクターの複雑な人間関係や、物語の転換点となる出来事に着目。「太田南保を中心とした教科界隈とスタジオの関わり」や、「絵師・宇多麻呂の起用を巡る葛藤」、「鶴屋が見出した北尾正信の才能」、「青本執筆で成功を収めた北尾正信への小井川春町の嫉妬」など、ドラマの伏線や人物の心情を読み取っていく。

トケルさんはまず、幕府パートの動きに注目。田沼沖継（渡辺健さん）が絵図地を幕府の直轄地にし、金銀銅山開発で利益を得ようと画策するも、慎重な息子・沖友が過去の失敗を踏まえたブレーキ役として動く点を整理した。「沖継は沖友のことを頼もしく思うようですね」と父子の微妙な気持ちのズレにも触れる。また、『沖継失脚も目前』との指摘もあり、権力構造の変化が垣間見える展開となっている。

吉原パートでは、「亡くなったはずの大門寺屋が復活？」とのサプライズ展開を注目ポイントとし、初代そっくりの二代目登場によるキャスト続投の憶測を展開。「顔はそっくりだが性格や背景に違いがあり、物語を大きく動かす原動力になりそうだ」と語った。

スタジューこと高所堂のパートでは、ベテラン本屋との経験値の差や、鶴屋・西村屋の老舗勢力に苦しむ一方で、「スタジューの強みは斬新な発想力」と励まされ、物語内での自己位置を模索する姿に言及。「ただまっすぐに太田南保へ本を出しませんか？ではなく、公書堂で優先して出す意味を打ち出す必要がある」と、出版ビジネスのリアルに重ねる考察も加えた。

また、大型人物の交錯にも着目。花見の席で新キャラクター・田沼沖友（花のくもすけ）が登場し、おいらん・タガソデが一目ぼれをする場面や、「タガソデのしたたかさ」がエンタメ的な刺激を強める。吉原の女性陣が情報や人間関係を操る様子も丁寧に解説。「鷹袖は情報提供の代わりに身受けを求めるが、おきともが受け入れないと見るや逆に揺さぶる」という駆け引きや、密貿易疑惑をめぐる諸勢力の思惑に迫った。

終盤では、「スタジューは宇多麻呂の才能を信じ、プロデュース宣言」をしたこと、また『宇多麻呂の人真似上手からの脱却』や、それによる『高所堂史上最高の宋喜多香を生み出したい』という壮大なビジョンを披露。最後に「続きはまた次回の動画で」とし、視聴者へ登録と通知設定を呼びかけ締めくくった。