月12万円で一人暮らし。60代から新たな夢を叶えた女性の“小さく豊かな楽しみ方”
正社員として働きながら、40代後半でマンションを購入。節約を重ねて住宅ローンを10年で完済しました。57歳からはパートで節約を続けてきたのは、夢があったからだといいます。
〈仕事をやめたら、念願の気まま旅行をしたい!〉(〈 〉は同書からの引用、以下同)
65歳から受給している年金は、月約12万円。ショコラさんは67歳まで勤務しながら、月々の生活費は12万円に設定し、夢の資金にしたそうです。
◆ひとり旅初心者は「ひとり参加ツアー」が楽ちん
67歳で完全リタイア生活に突入、同時に、ひとり旅という夢のステージがはじまりました。でも、旅行は誰かと一緒に行くもの、という固定観念がありませんか? ショコラさんもそうでした。ところが今は〈ひとり参加限定〉や〈ひとり参加可能〉のツアーも多数あるのです。
〈ひとり参加限定ツアーでは、集合時間から全員が初対面〉で、バス席もひとり2席分。部屋もひとり部屋で、完璧なおひとり様設定になっています。ただ、通常のツアーと比較して若干料金は高め。片や〈ひとり参加可能〉のツアーは、料金は安いもののバスは相席、ホテルも指定しない限り相部屋になるようです。
とにかく観光を重視したい、あるいは豪華な食事やホテルを堪能したい、など、旅の目的に合わせて選択して、うまくお金のやりくりをしたいですね。
◆お金は削り、心を満たす、旅のコツ
一方、ツアーではなく個人旅行はどうでしょうか。交通やホテル、すべての手続きをひとりでこなす、完全なるひとり旅について〈アクセスの良し悪しで決めるようにしています〉とショコラさん。ある程度の都会なら、電車の本数やホテルの数も保証されているでしょう。現地でひとり、右往左往しなくてもすみそうです。
交通の便が複雑、乗り継ぎの関係でスケジュールが立てにくいといった場合、手間も費用もかかりがち。ツアーに丸投げしてしまったほうが、肉体的にも金銭的にもラクなはず。旅の目的をしぼって、時間や費用を逆算するのが賢いやりかたかもしれませんね。
〈年に3回は旅ができたら…〉というのがショコラさんの願い。この土地のこの名所が見たい、小説の舞台となった場所で主人公気分を味わいたい、目的を決めたら、削るところは削るのがショコラさん流。宿泊は安めのビジネスホテルに泊まる、お腹の具合を鑑みて、3食のうち1食は控えめにするなど、旅先でもやりくりは怠りません。
食事は、ツアーは3食みっちり出ることも多いですが、個人旅行はすべて自由。本書を読むと、日常でも旅先でも、節約マインドは自分軸をブレさせないことなのだと実感できます。
◆旅の荷物もここまでコンパクトに
ショコラさんの旅支度は、とてもミニマル。1泊2日程度の短い旅や、着替えの少ない春や秋は、中サイズのリュックを、2泊以上、あるいは着替えを多く要する夏や冬は、大きめのリュックを愛用しています。
衣類や下着は巾着に入れたり、スカーフで包んだりと、オシャレさも演出。旅の準備段階からテンションが上がりますね。スキンケア用品は保存袋にひとまとめにすると、中身が見えて便利です。
〈2連泊が2回ある行程だったので、部屋で洗濯して着回そう〉と思いたち、折りたたみピンチを購入しました。浴室のバーに下げて使用できます。

