北照の沢田=甲子園(立石 祐志写す)

 神奈川を離れ、北の大地で夢をかなえた球児がいる。13年ぶり6度目の選抜大会出場を果たした北照(北海道)の三塁手、沢田碧生(あおい)は塚越中出身で、甲子園出場経験を持つ横浜OBの博貴さん(50)を父に持つ。「父が甲子園でプレーする映像をずっと見てきた。この舞台に立てる喜びを感じて、ぐっときた。プレーするのが本当に楽しみ」と目を輝かせている。

 沢田は北照にスカウトされ、県外で野球を続ける道を選んだ。少年野球の横浜都筑シニア出身で、1学年上には日大藤沢からプロ野球・日本ハムに入団した半田南十がいた。「半田さんはとにかく守備がうまかった。粘りがあって、難しい打球でも絶対に取るという執念があった」と語り、憧れの先輩の存在も、今の沢田を支えている。