YouTube動画『【衝撃】“定期預金で年利11%“がもらえる!資産を10億円まで増やす方法をお話しします。』で、脱・税理士の菅原氏が、資産形成の目的と出口戦略を正面から斬った。取り上げたのは、投資系インフルエンサー宮崎さき氏の著書『世界の新富裕層はなぜオルカンS&P500を買わないのか』の第4章・第5章。テーマは「2億円から10億円」へ資産を押し上げる実務と、最終的にお金をどう使うかという核心である。

論点は明快だ。国内だけで回す時代は終わり、鍵はグローバル分散だと菅原氏は断じる。肝は海外プライベートバンクの活用。国内より手数料が低く(概ね1/5水準)、商品の層も厚い。さらに、EAM(External Asset Manager:外部独立系資産運用アドバイザー)を挟み、金融機関側の利益相反を切り落とす。この構えを取れば、担当者の質に左右されるという古典的な欠点も最小化できる。

資金の置き場は銀行にも広げる。海外の定期預金には年利6%や10~11%といった実例が並ぶ。通貨を分散しつつ預けるだけで利回りを拾えるのは事実だが、為替と与信のリスクは当然背負うことになる。シンガポールや香港の口座は運用インフラとして現実的だが、各国の預金保護・税・報告義務の差異を読み違えれば、それだけでゲームオーバーだ。

不動産は地理と通貨のヘッジとして有効。ドバイ、オーストラリア、タイといった候補が挙がるが、最大の地雷は業者選びにある。ワンストップの甘言ほど高くつく。現地での確認と管理体制の見極めは投資そのものだ。ここをサボる者は、買った瞬間にカモになる。

だが、本題は資産を増やす理由だ。第5章に据えられた『Die with Zero』の思想――お金は経験のために計画的に使い切る道具でしかない――に、菅原氏は全面同意する。子供に財産を残さず、代わりに「釣り方」を教える。余剰は寄付に回す。目的が定まらない運用は、数字を追う中毒に堕するだけだ。

設計は逆算でしか成立しない。老後資金の目標額、使途、時期を数値で決め、悲観シナリオで耐える前提で組む。2億に到達したら、レバレッジと海外分散で10億のステージへ。順序を踏まずに一撃を狙う者は、結局ゼロへ最短距離で落ちる。

本書で示される事例や手順は、動画内で要点が整理されている。海外口座やプライベートバンクの具体像、EAMの使い方、そして“使い切る”という出口の設計は、言葉の勢いだけではなく段取りで説明される。数値と選択肢の置き方を自分のケースに当てはめたいなら、本編での具体的なエピソードと補足が役に立つ。

本編は、海外分散と出口戦略を現実路線で設計したい人にとっても有用な指針となるはずだ。

チャンネル情報

YouTubeチャンネル 「脱・税理士スガワラくん」はチャンネル登録者数100万人突破!ブログ 「脱!税理士 菅原のお金を増やす経営術!」は全国税理士ブログランキング第1位を獲得!」税理士でも言いづらい!お金に関する有益な情報やギリギリすぎる裏ワザをお伝えしていきます?