海外不動産投資家の宮脇さき氏が、自身のYouTubeチャンネルで「債券は手放すべき!?世界秩序が崩壊する今、資産をどう運用するべきか解説します!」と題した動画で、著名投資家レイ・ダリオ氏の分析を基に、現在の世界情勢が歴史的な転換点にあると指摘し、資産を守るための具体的な防衛策を解説している。

動画ではまず、近年の世界情勢が、数年前に想像していたものとは全く異なる状況になっていると説明。2月にドイツで開催された「ミュンヘン安全保障会議」では、世界のリーダーたちが「世界の秩序は今までとは違う」と公言するなど、これまでの常識が通用しない時代に突入したことを示唆した。

この背景には、著名投資家レイ・ダリオ氏が提唱する歴史の大きなサイクルがあると宮脇氏は語る。ダリオ氏の著書『The Changing World Order』によれば、歴史上の帝国は繁栄と衰退を繰り返しており、現在のアメリカを中心とする世界は、その最終段階である「破壊のフェーズ」に入っているという。宮脇氏は、現在のインフレや紛争は一時的なものではなく、第二次世界大戦後に築かれた自由貿易や民主主義といったルールが「もはや修復不可能なレベルで壊されている」と解説した。

その上で、今後起こりうる3つのシナリオを提示。確率50%の「ベースシナリオ」では、世界が米国圏・中国圏・中立圏に分断され、供給網の混乱からインフレが定着するという。確率20%の「強気シナリオ」は、AIによる生産性の爆発的向上が地政学リスクを上回る未来、そして確率30%の「弱気シナリオ」は、国家の統治不能や大規模紛争によって金融システムが「大リセット」される可能性を指摘した。

宮脇氏は、どのシナリオにおいても「何もしていない人にとっては厳しい環境になることは間違いない」と警鐘を鳴らす。その対策として、「通貨分散のアップデート」「ゴールドの保有」「居住地とビザの分散」「インフラと実物資産へのシフト」「相続・贈与の超早期実行」という5つの資産防衛術を挙げた。最後に宮脇氏は、「金融資産だけでなく、実物資産や自身の身の置き場所も含めた多角的なリスク管理が重要である」と動画を締めくくった。

チャンネル情報

宮脇さき@海外不動産個人投資家として資産運用しながら、富裕層、経営者、投資家への資産コンサルティングの他、海外移住アドバイザーとしても活動登録者10万人超えのYoutubeチャンネル「さきの海外不動産しか勝たん」を運営