【佐久間宣行が語る】「NOBROCK TV」でアイドル結成!個性豊かなメンバーの「意外な共通点」

写真拡大 (全3枚)

全員への“恩返し”

「今の時代は、その道を目指して一生懸命な人ばかりの世の中になってきた感じがしています。それはそれでいいけれど、僕はテレビにしてもお笑いにしてもアイドルにしても、もっとごちゃごちゃした人がいるのが好き。

彼女たちは本当にバラバラの人生を歩んできたし、経歴も個性もまったく違う。キャラが被っていないのが一番の魅力だし、こんなグループがいても面白そうだなと思ったんです」

自身のYouTubeチャンネルから誕生したアイドルグループ「DRAW♡ME」の強みは何か、テレビプロデューサーの佐久間宣行はこう即答した。

2021年に誕生した『佐久間宣行のNOBROCK TV』は、今や登録者数300万人を超える人気YouTubeチャンネルとなっている。2月3日には神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて『NOBROCK FES 2026 〜夢を語ったら叶っちゃった夜〜』を開催。初のリアルイベントながら、会場チケットは完売している(配信チケットは発売中)。

「開催のきっかけは森脇(梨々夏)さんの『アイドルとして歌ってみたい』っていう“無邪気な夢”だったんですが、今はチャンネルを見てくれている人たち全員への“恩返し”みたいな気持ちがあります。ずっとチャンネル見てきてくれた人は盛り上がれるだろうってものをたくさん用意しているので、ぜひ見ていただきたいなと思っています」

このイベントのために結成された、一夜限りのアイドルグループ「DRAW♡ME」。森脇のほか、立野沙紀、二瓶有加、福留光帆、風吹ケイ、みりちゃむと『NOBROCK TV』ファンにはお馴染みの個性豊かなメンバーたちによって結成された。彼女たちを選んだ決め手は?

「全員、根っこのところに真っすぐさとかピュアさみたいなのがあって、応援したくなる人たちなんですよね。実際にメンバー同士もすごく仲良くなってるし、一緒に仕事をしている俺たちも全員が好きです。まずスタッフがファンになっちゃうっていうのが、アイドルにとっては大事なことだなと思います」

「DRAW♡ME」のメンバーには、これまで『FRIDAY』でもグラビアやインタビュー記事で登場していただいている。それぞれにどんな魅力があるのか、「佐久間P」の目線から語ってもらった。

「まず、みりちゃむは本当に良いやつですね。責任感もあって優しいギャルです。動物が大好きで、保護猫活動家でもある。企画を常に頑張ってくれていて、人間性がちゃんとしてるなと思っています。

福留(光帆)は神経質で自分に厳しく性格が不安定なんだけど(笑)、その分、爆発力がありますね。自由に喋っている時が一番面白くて、期待している以上のものを出してくれます。

立野(沙紀)さんは何でもちゃんとできるんですが、真面目すぎて、誰よりも真剣に考えすぎちゃう。芸能界ってちゃんとしている人はずっとちゃんとし続けなきゃいけないから大変なんですよ。多少適当なやつのほうが楽しくやれたりする。そこだけちょっと心配ですかね。

二瓶(有加)さんはこれまで苦労していて、歌もバラエティもスキルがある。でも、私生活はちゃんとしていないという“ギャップ”が面白い。アイドルグループとしては、歌の部分でも助けてもらっています。

風吹(ケイ)さんはストイックで真面目な人間性と、とにかくエロい仕事が多いというギャップが面白い。二瓶さんはプライベートのだらしなさと仕事の真面目さが面白いですが、風吹さんはその逆です。仕事はセクシーでバラエティもたくさんやっているけど、本名の『みずき』のほうは真面目で一途です。

森脇さんは……本当に不思議ですね。何にもないように見えて、人として大事なものは全部持っている、みたいな感じです。本当に良いご家庭に生まれたんだろうな」

『おじさんは楽しいよ』ということを発信していきたい

そんな個性豊かな彼女たちの楽曲「素直でごめんね」は、発表直後から大きな反響を集めている。作詞作曲は『倍倍FIGHT!』(CANDY TUNE)や、でんぱ組.incなどの楽曲を手掛けてきた玉屋2060% (Wienners)、振り付けは超ときめき♡宣伝部やFRUITS ZIPPERなど「バズる振り付け」を生み出し続ける槙田紗子が手掛けた。

「玉屋さんが『NOBROCK TV』をすごく好きらしいとお聞きして、こちらからお願いをしました。玉屋さんには『マジ歌』でもずっとお世話になっていたので、笑いとエモさのバランスみたいなことを分かっていただいている安心感がありました。

槙田さんはやってくださるとあんまり思ってなかったんですが(笑)、玉屋さんの曲だったら槙田さんにお願いしたかった。連絡をしてみると、実は槙田さんも『NOBROCK TV』をご覧になっていたそうで、OKをいただくことができました」

異色のアイドル「DRAW♡ME」は、まさにYouTubeチャンネル『NOBROCK TV』を愛する人々の力を結集したことで実現したのだ。

「YouTubeは早く始めていた人か、若くてかっこいい人のものってイメージがあって、当初は登録者100万いくのも大変だと思っていました。それが2025年に300万登録を超えたのは、やっぱり驚きでした。

YouTubeチャンネルを続ける上では、テレビ局時代に長く番組を運営してきた経験も生きているのかもしれません。最終的には感覚もありますが、この部分がへたってきてるからこの部分の企画を増やそうといった理論も大事にしているんです。

一方で、自由にやりたいことができるのもYouTubeの大きな魅力。街に飲みに行ったりドライブをするサブチャンネル(『BSノブロック〜新橋ヘロヘロ団〜』)では、『おじさんは楽しいよ』ということを発信していきたいと思っています。今の時代、おじさんって嫌なものに思われがちじゃないですか。でも『歳を取るのは別に嫌じゃないよ』ということを50代として仕事をしていく中で、一つの指針として持っておきたいと思っています」

YouTubeチャンネルから生まれ、リアルの世界に飛び出していく「DRAW♡ME」。ファンからは早くも「この先も活動を続けてほしい」という声が聞かれるが……。

「今のところは、2月3日のライブまでしか考えてないんですが……。まずは今回のライブを最高のものにする。彼女たちが頑張ってきて良かったと思えるように盛り上げていきたいと、今は思っています」

2月3日開催神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール『NOBROCK FES 2026 〜夢を語ったら叶っちゃった夜〜』は配信チケットが発売中。

取材・文:佐々木一