「完璧な家事」をやめたら家族が変わった!3つの習慣をやめるだけで得られたこと
知らず知らずのうちに家事を「やらなければ」と思い込んで続けていませんか? ライフオーガナイザー1級の資格をもちながら、じつは片付けが得意ではなく“ズボラ気質”だというkinopikoさんも、以前は、完璧にこなそうとするほど疲れてしまい、気持ちも体もいっぱいいっぱいになっていたそうです。そこで思いきって“やめる”ことを取り入れたところ、家事も暮らしもぐっとラクに。今回は、kinopikoさんが実際にやめて効果を感じた「家事習慣」をご紹介します。

家事のプチストレスが、気づけば大きなストレスに

子どもが小さい頃はとくに「家を整えなきゃ」「洗濯物はきちんとたたまなきゃ」と、自分を追い込んでいました。
夜は子どもを寝かしつけたあとに起き直し、リビングを片付け、日中できなかった洗濯やアイロンがけまでこなしてヘトヘト…。それなのに翌朝にはもう散らかっていて、「昨日あんなにがんばったのに…」と虚しくなることもしばしば。
小さな習慣の積み重ねが、気づけば大きなストレスになっていたんですよね…。
やめたらラクになった!家事習慣3つ
そんなある日、体調を崩して数日間ほとんど家事ができないことがありました。「きっと大変なことになる」と思っていたのに、意外にも暮らしは問題なく回ったのです。
その経験から、「意外となんとかなるものだ」と気づかされました。そして、少しずつ“やめてもいいこと”を増やしていくようにしました。ここからはやめてラクになった家事の習慣を3つご紹介します。
●1:洗濯物を毎回きれいにたたむ
家族4人分をたたんでしまうのは大きな負担。山積みの洗濯物を見るたびに「これを片付けるのか…」とため息が出ていました。

そこで、今はクローゼットに掛ける服はハンガーで干したまま戻し、その他は乾燥機から出したら「家族ごとのBOX」に仕分けるだけに変更。シワが気になる服だけ軽くたたむようにしたら、気持ちがぐっとラクになり、子どもたちにも「自分のカゴに入れてね」とお願いできるようになりました。
以前は私ひとりで抱えていた負担が、無理なく家族みんなに分担されるようになったのも、うれしい変化です。
●2:部屋を常に完璧に片付ける

子どもが寝たあと、夜中に起き直してリビングをリセットするのが習慣でした。けれど翌朝にはオモチャや食べこぼしで元どおり…。「昨日あんなにがんばったのに」と報われない気持ちばかりでした。
今は「寝る前に床にものが散らかっていなければOK」「食事までにテーブルの上のものを片付ける」と最低ラインを決めて、細かい片付けは翌朝に回すことにしました。
夜は子どもとそのまま眠れて、朝は集中すれば10分で十分リセットできるとわかったことで、「がんばらなくても大丈夫なんだ」と心から安心できるようになりました。
●3:アイロンがけ
夫のワイシャツや子どものハンカチにアイロンをかけるのは大きな負担でした。とくに、子どもが小さい頃はそばで動き回ることもあり、熱いアイロンにヒヤヒヤ…。

そこで今は、ノーアイロン素材やシワが目立ちにくい衣類やハンカチタオルに変え、アイロンの出番は小学校の給食用白衣にかけるときだけに変更。
「毎回必ずやる」という習慣から解放され、精神的にも、労力的にも負担が軽くなりました。
小さなことやめて、大きなゆとりを手に入れた

「やめる」と決めたことは、一見些細に思えるかもしれませんが、私には大きな効果がありました。
夜に無理して起き直さなくてもいい。子どもと一緒に安心して寝落ちできる。片付けやアイロンに追われてイライラすることが減り、心に余裕ができたことで子どもにやさしく接することができるようになりました。
思えばそれまでは、「しっかり片付けいつもキレイな部屋を保つ」「洗濯物は全部きれいにたたむ」「アイロンは当たり前」と、自分でつくったルールに縛られてました。けれど、「ここまでできればOK」という最低ラインを家族で共有してみると、やめられる家事が意外と多いと気づいたんです。
小さな“やらなきゃ”が積み重なって私を苦しめていたんだ、と振り返ることができ、肩の力を抜いたことで、家事に追われるより家族と笑う時間が増えたのは、なによりうれしいことです。
やめることは「サボリ」ではない

当初は「手抜きに見えないかな」「家族に申し訳ないかな」と不安でした。しかし、実際にやめてみると、むしろ家族が喜んでくれる場面の方が増えました。
私がピリピリしなくなったことで家の空気もやわらぎ、子どもが自然にオモチャを片付けてくれたり、夫が「洗濯物取り込んでおいたよ」と声をかけてくれるようになりました。部屋が多少散らかっていても、洗濯物がたまっていても、わが家の家族にとってそれほど問題ではないようです(笑)。
大切なのは「家族みんながOKと思える最低ラインを満たせていれば十分」ということ。床にものが散乱していなければ安全だし、必要な服が取り出せれば困らない。
そのくらいの気持ちでいていいと気づきました。“やめる”ことはサボりではなく、自分と家族が心地よく暮らすための工夫です。その小さな積み重ねで、暮らしは驚くほどラクになり、家族の雰囲気まで変わるのだと実感しています。
