歩き湯


【漫画】本編を読む

数年前からホラー漫画を描いている色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)さんは、SNSを中心に短編漫画を公開している。独特な世界観がなんとも魅力的で、どの作品も続きが気になってしまう。今回は夏に読みたい3つの作品を紹介するとともに、著者に「怪談 歩き湯」が誕生したきっかけについても伺った。

■歩き湯の水面からあらわれた小さな手の正体とは

「ヒマワリ畑の子供たち」1-1


1-2


「ヒマワリ畑の子供たち」1-3


温泉旅館をおとずれた主人公が入ったのは「歩き湯」という、歩きながら浸かるお風呂。大人でも腹の高さまでお湯に浸かる深さで、主人公はそこで水中から小さな手が出ているのを目撃する。子供が溺れていると思い慌てて助けようとするが、事態は思わぬ方向へと進んでいく。作者・色白ゆうじろうさんにこのエピソードの誕生秘話を尋ねると、「子供の春休み期間に温泉旅行へ行き、漫画のような『歩き風呂』に浸かりました。子供が沈んでしまうような深さだったので、恐ろしくなりこの怪談を思いつきました」と語ってくれた。

次に紹介するのは、ヒマワリ畑にまつわる不気味な物語。ある夫婦がおとずれたのは、毎年なぜかヒマワリが増え続けるという不可解な畑だった。車内で夫婦喧嘩となり、妻がその畑に姿を消してしまう。必死に探す夫の前で、ヒマワリが一斉にこちらを向き、その中には妻の服や眼鏡を身につけた花が混じっていた。戦慄する夫だが、その後現れた見知らぬ子供たちによって、事態はさらに予想外の結末を迎える。

最後は火葬場にまつわるエピソード。主人公の家からは「煙が集まると故人の顔になる」という噂のある火葬場が見える。長く介護をしてきた祖母が亡くなり、主人公はその火葬場で祖母を送り出すことに。黒い煙が立ち昇る中、祖母の最期の笑顔を見たいと願うが、そこに浮かんだのは祖母の本心を示すかのような衝撃の姿だった…。

思わず背筋が寒くなる怪談3選を紹介した。作者・色白ゆうじろうさんはこのほかにも数多くのホラー漫画を発表している。興味を持った方は、ぜひ読んでみてほしい。

取材協力:色白ゆうじろう(@mrwhiteblogger)

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