2008年1月16日、封筒から取り出された薄型ノートPC「MacBook Air」が発売されました:今日は何の日?
Macworld 2008で発表され、その薄さに驚かされたノートPCが初代「MacBook Air」。軽量モバイルは日本メーカーが得意とするところでしたが、本体の端を薄くする、インターフェースを絞る、光学ドライブ非搭載、バッテリーの交換不可という思い切った仕様は、アップルだからこその判断といえるでしょう。

この薄型ノートPCが発売(出荷は2〜3週間先ですが)されたのが、2008年の今日です。発表時は特にその薄さが強調され、紙封筒から取り出すといった演出が行われたことで記憶している人も多いかと思います。そうそう、ケーキを切るといったジョークもありましたね。


本体の端にいくほど薄くなるデザインで、手で持つと、見た目以上に薄く感じるというのが斬新でした。なお、MacBook Air登場後はこの端の薄さを強調するのが流行り、「最薄部4mm」など、あまり意味のない数値がよく宣伝されていたことを思い出しました。

スペックは、CPUがCore 2 Duo、2GB メモリー、80GB HDD もしくは 64GB SSD、13.3インチ液晶(1280×800ドット)、USB2.0×1、マルチタッチのタッチパッド装備、重量約1.36kgといったもの。

とくにMacBook Proと比べると、どれだけインターフェースが削られたかがよくわかります。周辺機器を接続するのが当たり前の存在から、1つで完結する機器への進化といった感じでしょうか。

思い切った仕様でしたが、PCとして十分な性能を確保しつつ、本当に必要な機能のみを残したデザインは、これ以降のモバイルノートPCへと大きく影響を及ぼしました。

1月16日のおもなできごと

2008年、アップルが薄型ノートPC「MacBook Air」を発売
2009年、ソニーが「VAIO type P」を発売
2016年、ハーマンインターナショナルが「JBL TRIP」を発売
2017年、ソフトバンクが衛星電話機「501TH」を発売
2018年、AnkerがQi充電器「PowerPort Wireless 5 Stand」「PowerPort Wireless 5 Pad」を発売