ニューカッスルのFW武藤嘉紀【写真:Getty Images】

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ワトフォード戦で待望の今季初勝利も前半終了間際に無念の負傷交代

 ニューカッスルの日本代表FW武藤嘉紀は、現地時間3日のプレミアリーグ第11節ワトフォード戦(1-0)に4試合連続で先発出場したが、左足を痛めた様子で前半終了間際に途中交代を強いられた。

 ラファエル・ベニテス監督は、武藤が「筋肉系の問題を抱えている」と状態を明かした。英地元紙「シールズ・ガゼッタ」が報じた。

 チームの今季初勝利、そして個人としては10月6日のマンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)以来となる得点を目指してスタメンとしてピッチに立った武藤だったが、前半終了間際にアクシデントに見舞われた。左足を痛めたようで、自ら歩いてピッチを出たものの、そのままFWアヨセ・ペレスと交代となった。

 すると、後半20分には韓国代表MFキ・ソンヨンのFKにそのペレスが合わせてニューカッスルが先制に成功。結局これが決勝点となり、リーグ11試合目で待望の今季初勝利を手にした。

 ようやく長いトンネルから一歩踏み出すことができたニューカッスルだが、不安要素が全て解消されたわけではない。主将のDジャマール・ラスセルズ、中盤の要であるMFジョンジョ・シェルベイ、そして武藤の3人がワトフォード戦で負傷交代となったのだ。ベニテス監督は試合終了直後に、3人の状態について説明した。

「いくつかの問題がある。シェルベイとムトウは筋肉系の問題がある。どうなるか見てみる必要がある。ジャマールは何日か前の練習から肩に小さな問題を抱えていた。彼がどんな状態か分かるまで少し待つ必要がある」


負傷箇所は「ふくらはぎ」とベニテス監督説明も全治は不明

 さらに、ベニテスは武藤に関して「武藤の怪我は(左足の)ふくらはぎだ。現時点ではまだ、どの程度かは分からない」と付け加えた。

 次節以降の出場に影響が出るかはまだ不明だが、4試合連続でスタメン起用と指揮官の信頼を獲得しつつあるタイミングでの痛恨の負傷となった。交代出場のペレスが結果を出しただけに、武藤としてはここで戦線離脱となるのは避けたいところだろう。


(Football ZONE web編集部)