投資アドバイザーの鳥海翔氏が、自身のYouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」で『お金が増えない人の特徴はこの3つです!自分に必要な老後資金を築くポイントについて紹介します!』と題した動画を公開した。新NISAをきっかけに資産運用を始めたものの、周囲と比べて手応えを感じられない人に向け、その理由を整理している。

SNSでは資産が大きく増えたという声が目立つが、実際の口座を見ると、増えてはいるものの期待ほどではないと感じる人も多い。鳥海氏は、この実感の差が不安を生み、投資判断を揺らがせる出発点になると指摘する。

動画で示されるのが、お金が増えない人に共通する3つの特徴である。投資のマイルールがなく情報に振り回されること、時間軸が短く目先の値動きを重視してしまうこと、その結果としてリスクの高い選択に傾きやすいことだ。これらは一見合理的に見えるが、長期の資産形成では不利に働くという。

鳥海氏は、資産運用を理解する視点として「R>G」という考え方を紹介する。資本から得られるリターンを伸ばすには、労働の世界と同じ発想で工夫を重ねるのではなく、余計なことをしない姿勢が重要だと語る。

そのうえで強調されるのが、元本を積み上げることと、長期間運用することの2点である。頻繁な売買や短期的な判断は、資本が働く時間を減らし、結果として成長の妨げになると説明される。

人が余計な判断をしてしまう背景には、増えている実感が持てないという心理があると鳥海氏は述べる。数字上の変化と感覚のズレが不安を生み、「何かを変えなければならない」という思考につながるという。

結論として示されるのは、正しい前提で始めたうえで、一定期間は手を加えずに続けることの重要性である。今回の動画は、長期的に老後資金を築こうと考える人にとって、迷いが生まれる構造を理解する手がかりになる内容である。

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