ロイヤルズとの契約が発表されたザック・グリンキー【写真:ロイター】

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ロイヤルズがグリンキーとの再契約を正式発表

 ロイヤルズは3日(日本時間4日)、ザック・グリンキー投手との再契約を正式に発表した。米ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者によると、年俸850万ドル(約11億円)ながら、出来高は最大750万ドル(約9億8000万円)。自らの結果次第でゲットする金額が“ほぼ倍増”する強烈な契約に、ファンからは「もらいすぎ」「グリンキーが年1600万ドル(約21億円)もらえる可能性があるってばかげた響き」と驚きの声が上がった。

 39歳のグリンキーは昨季26試合に登板して4勝9敗、防御率3.68。サイ・ヤング賞1度、最優秀防御率2度を誇った223勝右腕も、当然衰えは隠せない。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、昨季の奪三振率4.9がキャリアワーストだったことにも触れた。ただ、昨季65勝97敗でア・リーグ中地区最下位に沈んだチームにとっては、唯一無二の経験を持つ大ベテランで「若手のお手本となることを期待される。昨年同様、今年も開幕投手になりそうだ」とも言う。

 メジャーデビュー以来7年間過ごし、昨季に戻ってきた古巣ロイヤルズでの新たな1年。ファンは「ザックにとってはKCか引退か、だ」「彼が(優勝)リングを追いかけていない点には敬意を表す。彼は野球が好きでこの契約を選んだんだ」と様々な反応を示した。今年10月に不惑を迎えるグリンキーは、チームのために、そしてインセンティブのために腕を振る。(Full-Count編集部)