エスパー前米国防長官(左)の表敬を受ける蔡総統

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(台北中央社)訪台中のマーク・エスパー前米国防長官は19日、台北市の総統府で蔡英文(さいえいぶん)総統と会談し、個人的な見解として「一つの中国政策はもはや役に立たない」とした上で、米国は「あいまい戦略から遠ざかるべき」だと述べた。

エスパー氏は、ロシアがウクライナに侵攻する中、民主主義の最大の脅威はロシアではなく、中国だと指摘。西側の民主主義国家は今こそ立ち上がり、隣国の脅威に直面する台湾の民主主義を支持するべきだと訴えた。

また、台湾の国防予算引き上げなどに触れ、台湾人が全力で自分のたちの民主主義を守ろうとしていることを米国の指導者や政治家に示すことが重要だと強調した。

蔡総統は、民主主義のパートナー間で同盟の力を強化させ、共に平和と民主主義の価値を守る必要があると言及。台湾は今度も米国や欧州など民主主義のパートナーとの協力を強化し、インド太平洋地域の平和と繁栄を守るとした。また、台湾を訪れた来賓の支持は台湾が前に進み続ける上での力になるとし、謝意を述べた。

エスパー氏らの訪問団は18日に台湾に到着。21日まで滞在する。

(温貴香/編集:名切千絵)