怒涛の猛チャージで7位Tまで急浮上した宮本(撮影:ALBA)

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<ダンロップ・スリクソン福島オープンゴルフトーナメント 2日目◇1日◇グランディ那須白河GC(6,961ヤード・パー72)>
 この日は中断の影響でサスペンデッドとなった国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」2日目。2オーバーの92位タイからスタートした宮本勝昌がこの日9バーディ・ノーボギーと圧巻のラウンドを披露。暫定8位タイへ浮上、一気にリーダーズボードを駆け上がった。
「ダンロップ・スリクソン福島オープン」のリーダーボードで2日目を振り返る!
 この日、アウトからスタートした宮本は出だしの1番で3メートルのバーディパットを沈め勢いに乗ると、前半だけで5つバーディを奪い一気にスコアを伸ばした。後半に入っても勢いは衰えず、立ち上がりの10番でバーディ先行させると13番ではチップインバーディ。さらに3つバーディを重ね後半も4バーディを奪いフィニッシュ。終始安定したゴルフで“63”を叩き出した。
 この大会は今季ツアーに新設されたトーナメント。そのことに宮本は大きな意義を感じており、「この大会開催のために尽力された方から話を聞いたりした。このような地方で長く続けられている大会をバックアップしてツアー競技になるということは非常にいいこと」と話す。続けて「大相撲の巡業のように、全国各地でトーナメントが開催されたらツアーが目立つし良くなると思う。ゴルフも興行なので。○○県プロ会ということでやってるところもありますし」と持論を述べた。
 この「全国各地でトーナメントを」という気持ちは選手だけでなく、大会を主催しているダンロップスポーツも同じ想いを持っており、今大会がモデルケースとなって欲しいと考えている。そんな想いから現在ある地方の大会をバックアップという同じような形で主催を考えている方に向けてツアーを主催するためのノウハウをプレゼンする場所をクラブハウス内に設けた。
 ツアーを開催する意義から、トーナメントの活用やメディアとのかかわり方、さらには地域とのかかわりといったところまで細かく説明してくれる。この取り組みは大会期間中行われており、現時点で業界関係者の11人がこのノウハウを聞きにきたという。土日となる明日以降はさらに増える見込みだ。
 このプレゼンを担当しているダンロップ関係者は「地域の方々、選手(特に地元の選手)、そして行政みんなが良くなるような地域のお祭りを作れたらと思って。弊社以外にも同じ気持ちでどなたかが始めてくれたら嬉しいですね」と今後同じような形でツアーが増えることに想いを馳せる。
 選手や地域、そして主催者の想いが詰まった新規トーナメントで「何でも最初の優勝者というのは気持ちいいからね。そこを目指して頑張る」と宮本。国内男子ツアーの試合数が毎年減少する中、新規トーナメントが開催されたことにプレーで応える構えだ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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