色鉛筆を使って優しい表情の作品を仕上げる流田さん=4月、川崎市多摩区

 川崎市多摩区に住むイラストレーター流田あかねさん(35)が「似顔絵師」として市内を巡っている。カフェやフリーマーケットの一角に出店し、客の趣味や特技を反映した一枚を20分ほどで仕上げる。額縁込みで千円からと手頃な価格設定。流田さんは「地域住民に寄り添い、似顔絵を通じて笑顔の輪を広げたい」と力を込める。

 2Lサイズの画用紙に優しいタッチで36色の色鉛筆を走らせる。流田さんの似顔絵は温かみがあり生き生きとした表情が特徴的だ。

 バイオリニストの父とフルート奏者の母を持ち、中学3年生までは自身もバイオリンを習っていた。小学1年生から好きで始めた絵は音に囲まれた暮らしが生き、「発想が柔軟になって想像力が豊かになった」とほほ笑む。