投資アドバイザーの鳥海翔が、YouTubeチャンネル「鳥海翔の騙されない金融学」で「NISA貧乏が急増!! あなたにとっての適正投資額はいくらなのか」と題した動画を公開した。動画では、昨今話題となっている「NISA貧乏」について独自の視点で切り込み、将来の不安を解消するための正しい投資の考え方を解説している。

「NISA貧乏」とは、将来の不安からNISAへの投資を優先しすぎた結果、普段の生活を切り詰めて苦しい状態に陥っていることを指す。鳥海氏はこの状況に対し、「大衆の考え方を押し付けてくるな」と一石を投じる。金融庁のデータによれば、NISA利用者の6割以上が年収500万円未満であり、20代の若者ですら投資額が増える一方で、お小遣いが減っているという。また、年代別の金融資産の中央値を見ても、多くの人が「老後2000万円問題」を解決できておらず、さらに2割から3割の人は金融資産がゼロであるのが現実だと指摘する。

成功する人は「当たり前の基準」が違うと語る鳥海氏は、タレントのみのもんた氏が全盛期に週16本のレギュラー番組を抱え、1日に2本以上の収録をこなしていたエピソードを紹介。「世間一般の常識的な生活をしている人は、お金をあまり持っていないのが現実」であり、大衆と同じ行動をしていては資産は築けないと断言する。

さらに、「NISA貧乏という言葉自体がおかしい。今よりも将来を大切にしているだけの行動だ」と語り、決して悪いことではないと主張する。将来を考えてこなかった人々が、今になって老後資金や介護費用に不安を抱えている事実を挙げ、将来を見据えた行動を否定すべきではないと述べる。重要なのは、自身の「理想とする生活」と「現在の投資行動」が一致しているかどうかである。例えば、「今は我慢して老後に備えたい」のか、「今もある程度お金を使いたい」のか、自分のスタンスを明確にすることが求められると説く。

多くの人が「今も老後も適度に楽しむ」ことを望むが、収入が高くない限り、実際にはどちらも中途半端になりがちだという。自身の目指す10年後、20年後の姿を具体的にイメージし、それに向けた適正な投資額を設定することが、周りの声に惑わされない真の資産形成への第一歩であると結論づけている。

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