「エアラインスクールは必要ない!」国内大手航空会社のCAに内定するためにやるべきこと5選
女性であれば、誰もが一度は憧れる職業・CA。
その人気は今なお続き、就活における競争率も非常に高い。
今回は、新卒で国内大手航空会社に入社し、現在CA歴8年の鈴木美保さんが登場。
「エアラインスクールに行かなくて正解だった」と語る彼女が、国内大手航空会社に内定するために心がけたことを教えてくれた!
▶前回:「まさかそんなトコロが見られているの?」エミレーツ航空とカタール航空の面接攻略法2選

CAに憧れ始めたのは、小学生時代
CAという職業に興味を持ったのは、小学生の頃に家族旅行でサイパン島に行ったことがきっかけでした。
初の国際線、機内でのCAさんの手厚いサービス、降り立った時の海外独特の空気感などは、今でも忘れられません。
また、CAはコンプレックスだった高身長を活かせる職業だと知り、 「将来は国際線のCA!」と心に決め、そこから私のCAへの道は始まったように思います。
最終学歴や学部はあまり関係ない!?
CAという仕事は、会社にもよりますし、今後変更する可能性もありますが、必ずしも大卒資格は必要ありません。
同僚の最終学歴も高校、専門学校、短大、海外の大学などさまざま。
学部も、国際系や語学系の人が多いのは確かですが、特別優位ということもなく、中には、薬学部や医学部を卒業した人もいます。
高校3年生の頃、「一刻も早く、最短ルートでCAとしてフライトしたい!」と思っていた私は、大学受験を辞めて2年制のエアラインの専門学校に入学しようとしました。
しかし、母と学校の担任の先生からは、「焦ることはない。大学に行って留学やアルバイトなど、新しい経験をした方がいい!」とアドバイスをもらい、悩んだ結果、都内の女子大に進学しました。
一刻も早くフライトしたかったので、休学せずに留学できる制度があり、卒業生が大手日系航空会社に多数入社している、という2つの点から大学を選びました。
本当に必要?エアラインスクールと大学のダブルスクール
大学入学後しばらくして、CAを目指す人の多くは、エアラインの専門学校とダブルスクールをしているということを知りました。
エアラインスクールへ通う場合は、一般的には大学3年生頃から数ヶ月〜1年間通う方が多いようです。
講師はCA経験者がほとんどで、説明会や試験日程・受験情報のお知らせや、OB・OG訪問を斡旋してくれたりします。
実際に就職活動が始まると、エントリーシートの添削や面接練習もしてもらえるようです。
同じ夢を持つ人ばかりが集まるので、モチベーションを維持できたり、気の合う友人と出会えるなど、メリットが多くあります。
エアラインスクールに行かなかった理由
結局、エアラインスクールには「行かない」という選択をしました。
私が目指していたのは、国内大手航空会社の国際線CA。つまり、CAの受験といっても、他の日系企業を受けることと、さほど変わりはありません。
特定の受験対策をするために、たくさんの時間とお金を使うことよりも、高校の先生や母が言っていた通り、多様な経験を積んで人間としての深みを増し、自分らしいアピールポイントを強化したいと考えました。
そこで、ご縁のある会社に入社する方が、最終的に自分にとって良いのではないかと思ったのです。
そして、結果論ではありますが、通わなくて正解だったと思います。
集団面接の際、周りの学生の様子を見ていると、立ち振る舞い、シニヨンを使ったまとめ髪や、ワイシャツではなく白いトップス使ったスーツの着こなし、自己紹介の仕方など、どれをとっても「既にCAなのか?」と思うような人ばかりで、かなり圧倒されました。
私は、ごく一般的なブラウスとリクルートスーツを着て、髪型は普通のポニーテール。立ち方だけは、他の就活生の見様見真似で、なんとか面接を乗り切りました。
直後は一瞬落ち込みましたが、その面接に合格したことで考え方が変わりました。
合格したということは、就職活動の時点で外見がCAらしくあることは、そんなに重要ではないかもしれないと気付いたのです。
その後入社してからわかったことですが、2ヶ月間の地上訓練でCAらしさというのはみっちり叩き込まれるので、就職活動の時点でまとめ髪が上手であったり、美しく見える立ち方が出来る必要はありませんでした。
流されやすい私がエアラインスクールに通っていたら、新しくできた友人関係やなんとなくCAらしい外見・立ち振る舞いにばかり気をとられ、目的がすり替わっていたかもしれないと思っています。
エントリーシートの添削や面接練習は、大学の就職支援や学内の先輩の人脈をフル活用。詳しく状況設定をして模擬面接を重ね、大学で紹介してもらった空港でのインターンシップにも参加しました。
就職活動の際、気をつけたこと
国内大手航空会社は新卒の募集時に数千〜数万人の応募があると言われています。
その中でキラッと光る個性があると信じて自分を差別化し、埋もれないように意識していました。
そのために気を付けていたことは、航空業界を目指す友人と群れないようにすることです。
情報共有という面ではとても心強いと思いますが、他人と比べたり、意識しすぎてしまうと個性が無くなり流されてしまうと思ったので、自分で調べてひとりで行動。それが基本的な就活スタイルでした。
その中で、私が学生時代に力を入れていたことをご紹介します。
?航空会社の長期インターンシップ
空港ラウンジ業務・乗り継ぎ案内業務を行っていました。
早朝勤務や定時運行への意識、ベテランの先輩の厳しさを肌で感じ、インターン期間中に現役のCAの方とお話する機会があり、具体的になりたいCA像も明確になりました。
現場の厳しさも体験しましたが、それでもCAになりたいという説得力に繋がったと思います。
?半年間の留学
勉強に集中できたことで、TOEICのスコアは200点アップしました。
海外で生活する経験はもちろん、勉強に集中する期間を設けて良かったと思います。
?接客のアルバイト
老若男女問わず、様々なお客様への接客を経験しました。
接客や物品の販売だけでなく、時には不審者や急病人の対応をしたり、同時多発的に起きる事例をこなさなくてはいけなかったことは、機内の状況と似ている所もあり良い経験となりました。
?継続した習い事
習い事は大学生になっても継続。
茶道の資格を取ったり、持っているスキルを使って積極的にボランティアに参加していたことは、面接時に好印象だったようです。
?学業での成果
これは同僚の話ですが、学業で周りと差別化する人もいます。
目に見える成果を残すことにこだわって、大学のゼミのチームで国際模擬裁判やビジネスコンテストに出場し、入賞するなどの成果をアピールしていました。
面接に臨む際の心持ち
最終的にモチベーションになったのは「私がCAになれないはずはない!」という自信と、「〇〇〇社のCAになる」という具体的なイメージ。
あとはご縁があれば採用になるだろうと思い、あまり肩肘張らず臨みました。
内定の連絡をもらった時にはこの世の春が来たと、心底嬉しかったのを何年経っても忘れません。

<鈴木美保さんのプロフィール>
新卒で国内大手航空会社に入社。現在CA歴8年で、国際線と国内線を担当している。
旅行先の普段とは異なる環境で、読書やヨガをする時間が一番のリラックスタイム。
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