木曜夕方より行われたチャンピオンズリーグ組み合わせ抽選会の結果、ブンデスリーガではバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムント、RBライプツィヒ、バイヤー・レヴァークーゼン、そしてアイントラハト・フランクフルトの対戦相手が確定。それぞれの関係者のコメントについてまとめてみた。

【バイエルン・ミュンヘン】バルセロナ、インテル、ヴィクトリア・プルゼニ

ユリアン・ナーゲルスマン監督「非常に挑戦的な厳しいグループに入ったと思うよ。インテルはうまく強化されているし、国際的な成功を多く収めている、近年その強さを取り戻してきたクラブだ。バルセロナではもちろん、レヴィとのストーリーが想定されることになるよ。ここ数年のバルサ戦と同じような結果を出していきたい。プルゼニはプラハのクラブを差し置いてチェコ王者に輝いたのだから、その理由があるというものだよ。初戦から全力で臨まなくてはならない。楽しみだね」

マヌエル・ノイアー「バルセロナとインテル、この2つはグループステージにおけるハイライトとなるだろう。この2つの偉大なクラブ、偉大なスタジアム。このグループの期待値は高いよ。またレヴァンドフスキと、こんなにも早く再会できるなんて嬉しいね。僕たちの目標は明確で、決勝ラウンドに進むことにある。でも決してプルゼニを過小評価することは、あってはならないよ」

トーマス・ミュラー「”ロベルト・レヴァンドフスキ”擁するバルセロナと出会えるなんで、なんと素晴らしいことだろうね。僕たちにとっては素晴らしいチームによる、素晴らしいグループだといえると思うよ。サッカーファンにとって、素晴らしいチャンピオンズリーグの夜を目にしてもらえることだろう。でも1つだけはっきりとしているのは、決勝リーグに進むためにはタスクをしっかりとこなしていかなくてはならないということだ」

ハサン・サリハミジッチSD「バルセロナとインテルという、本当に手ごわいチームが入ったのだから。確かにプルゼニとの対戦では下馬評では上となるかもしれないがね。決して簡単なグループではない。選手たちは全力を尽くさなくてはならないよ。レヴァンドフスキのような物語が生まれるあたり、サッカーという感じがするね。よく冗談では話はでていたんだ。ただバルサが補強したのはレヴィだけではない。エキサイティングな試合になるだろう。ビジャレアル戦での敗戦は、昨シーズンの教訓として受け止めている。今大会の優勝候補はいつもと同じ顔ぶれで、前回優勝のレアル・マドリード、マンチェスター・シティ、バルセロナも強化されている。リヴァプールも常に非常に危険だ。チェルシーもいるね。パリもトップクラスのチームを誇っている。もちろん、我々も。ドイツのクラブができるだけ先にいければ嬉しい。それがブンデスリーガのためになるし、ドイツサッカーのためになるのだから」

【ドルトムント】

マルコ・ロイス「マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグにおいて明らかに磐石な存在であり、またエルリング・ハーランドとの再会も同じくらいに楽しみになことだよ。セビージャとは2021年に勝利し、本当にいい試合をしたんだ。FCコペンハーゲンはデンマーク王者であり、もちろんドルトムントのファンにとっても、この街は絶好の旅行先だといえるよ」

エディン・テルジッチ監督「確かにそれぞれのポットから、やりやすい相手が選ばれたということはない。とにかくまずはブンデスリーガでの戦いに集中することにはなるが、このグループは楽しみだね。プレミアリーグだけでなく、チャンピオンズリーグでもマンチェスター・シティは優勝候補。でも少し前のシティ戦や、セビージャ戦でもいい試合をしているし、どれも惜しい展開でもあった。またデンマーク王者でもあるコペンハーゲンもまた、まさに真のチャレンジャー。このグループではエルイング・ハーランド、イルカイ・ギュンドアン、トーマス・デラニーといった、元ドルトムントの選手たちとの再会も果たせる。私たちも本当に楽しみにしているところだよ」

ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEO「ポット3に組み込まれた時点で、非常に手強いグループに入ることは、抽選前から明らかだったことだ。もちろん課題はあるが、絶対に解決できないというほどでもない。セビージャとの試合が重要な役割を果たす可能性がある、それは預言者じゃなくてもいえることだね。ただコペンハーゲンを相手にした時に、まずは2試合とも勝利をおさめなくてはならないだろう」

【ライプツィヒ】レアル、シャフタール、セルティック

オリヴァー・ミンツラフ代表「前回優勝の歴史的強さを誇るレアル・マドリード、そして国内王者のシャフタール・ドネツクとセルティック・グラスゴーという、刺激的なチャレンジを迎えることになった。これを我々は非常に喜んで受け入れているよ。ブンデスリーガのクラブとして7年、そのうち5回チャンピオンズリーグに出場を果たせたことは、大変に光栄なことだ。ファンのみなさんと共に魔法の夜を楽しみたい。我々の目標はヨーロッパの舞台に残って歳を越す事。もちろんできれば3度目となる決勝ラウンド進出も果たしたいが」

【フランクフルト】トッテナム、スポルティング、マルセイユ

マルクス・クレーシェSD「私たちはサッカー面でみて、非常に刺激的なグループん入ったと思う。そしてこの挑戦にとてもワクワクしているところさ。トッテナムはプレミアのトップクラブとして、ハリー・ケインやソンなど個人の並外れたクオリティをもったクラブ。スポルティングは昨季、素晴らしいチームで輝きを解き放っていた。昨季リーグアン2位のマルセイユと似ていると思う。目標は相手がいかに手強くとも、決勝ラウンド進出だ」

【レヴァークーゼン】ポルト、アトレチコ、クラブ・ブルッヘ

ジモン・ロルフェス競技部門取締役「興味深く、バランスの取れたグループだと思うね。アトレチコ・マドリードはいつも特別な雰囲気をもっており、私自身チャンピオンズリーグでの最後の試合はマドリードの旧スタジアムで行ったんだ。どのチームもサッカーへのアプローチが異なる。だからこそ試合が楽しみだし、可能性を感じさせるものでもある。ただリーグ戦でしっかりと軌道に乗せなくてはならない。チャンピオンズリーグはエネルギーを放出する大会でもある。過密日程のなかでリズムをつかみ、試合を通して自分たちの調子をとりもどしていきたい。

フェルナンド・カロ取締役「以前より互いを知る相手と共に、盛り上がりをみせるグループだ。今はこのサッカーの大きな宴を適切な範囲で楽しみにし、成功を収めていくために、普段のリーグ戦での生活を早く安定させるため、できる限りのことを尽くさなくてはならない」