「無駄な努力」を徹底的に避ける東大生たち。秀才たちの習慣を解説

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―[貧困東大生・布施川天馬]―

 現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

◆「努力は報われる」は本当なのか?

「努力は報われる」という言葉がありますよね。僕はこの言葉について、「努力すればその成果は自分に返ってくる」というのはその通りであると考えています。

 しかし、「いいや、そうじゃない。努力は報われないんだ!」と考えられる方も多いでしょう。これもやはり正しいと思います。この世には報われない努力もありますし、無駄な努力もあるのです。

 それでは「報われない努力」と「報われる努力」の違いはいったい何なのでしょうか? 前回の記事「カネさえかければ、東大に入れるのか?」にも協力してくれた『東大式目標達成思考』の著者で東大2年の相生昌悟くんは、著書のなかで「努力は報われるという言葉を鵜呑みにし、ただがむしゃらに努力を続けるのは危険」であると伝えていました。

 そこで、今回は「東大生が絶対にやらない無駄な努力」から、どうすれば私たちの努力が報われるようになるのかを考えていきたいと思います。

◆無駄な努力1「調べてわかることを考える」

 まず一つ目は「調べてわかることを考えてしまう」ということです。大前提として、もちろん考えること自体は素晴らしいことなのですが、しかし、「度」があります。調べればすぐにわかることなら、なるべく「ラクして結果に辿り着く努力」に力を注ぐべきです。

 たとえば、「エクセルのシートの消し方がわからない!」とか「ワードの図の入れ方がわからない!」のような日常の「わからない」に直面することって意外と少なくないと思います。そんなときに「これってどうやればいいんだろう?」って考え込んだりしていませんか? これはダメな努力の典型です。

 これがどれだけ頓珍漢な努力なのかというと「東京駅から千葉駅まで行こう」としたときにさまざまな行き方があると思いますが、どの行き方で行こうかと考え込んだりはしないと思います。

 きっと乗り換え案内検索で最適な電車の乗り継ぎを調べるとか、駅員さんに聞くとかするでしょう。まさかイチから全部電車の経路を辿って自力でルートを開拓しようとする人はいないですよね。

◆たいていの問題はネット上に答えがある

 エクセルやワードの使い方の例はこれと完全に同じことです。元から便利な機能があるのに、あえてその利便性の高い道を無視して自分で獣道を切り開くなんて、そんな疲れるわりには得るものが少ない努力をしても意味がありません。

 現代ではたいていの問題には解決方法があります。そして、多くの解決方法はネット上に転がっています。もちろん眉唾物の情報も多くあるとはいえ、そんな便利かつ速やかにアクセスできる情報を放っておいて、自力でもがくのはスマートではありませんね。まずは調べてから考えるようにしましょう。

◆無駄な努力2「自分の力だけで問題を解決しようとする」

 二つ目は「自分の力だけで問題を解決しようとする」ということです。これは一つ目と少し重なる部分がありますが、つまるところ、どんな問題についても苦労をいとわずに自分の力だけで取り組んでしまうということです。

 たとえば、あなたの目の前に川幅が数十メートルほどの大きな川があるとします。左右を見渡しても橋は見当たりませんが、川の流れは穏やかで、深さもせいぜい腰程度までなので、なんとか歩いて渡ることもできます。

 あなたは川を渡って1kmほど行ったところにある隣町に行って買い物をしなければなりません。当然帰りもこの川を渡ることになります。さて、あなたはどうやってこの川を越えるでしょうか?