再開したブンデスリーガでは日本人選手のいいプレーが目立ちます。その中でも注目しているのは、鎌田大地の好調ぶりです。

20日の第33節ケルン戦こそ出場しませんでしたが、28節フライブルク戦、29節ヴォルフスブルク戦の連続ゴールですっかりチームの信用は勝ち取ったようです。鎌田が要求すればパスが出てきますし、鎌田がボールを持てば味方が安心して攻め上がれるようになりました。鎌田自身も、リーグ戦でゴールを奪ったことで自信を取り戻したように見えます。

元々攻撃センスは持っているプレーヤーで、ドリブルもラストパスもできますし、守備ラインの裏にも飛び出します。一方で、背筋が伸びて周りが見えるボールの持ち方をするので、中盤に降りてのゲームメイクもできます。

ブンデスリーガに行ったばかりのときはフィジカル面で苦しんでいましたが、今やプレーを工夫することで克服しました。もしもこのまま伸びていったら、次のステップに進むことも十分に考えられます。

ただし、「これで日本代表では大迫勇也の代わりができる」ということにはならないでしょう。2人のプレースタイルはまるで違いますし、これまでも大迫の枠に鎌田を入れてみたものの、はまりませんでした。大迫の代わりに入れ、大迫の役を求めるというのに当てはまる選手ではありません。

それでも鎌田に期待するのは、こうやって成長していく姿がハッキリと見えることです。このまま成長して、「代役」ではなく、自分のスタイルが生きるように周りの選手からボールが引き出せる選手になってくれるかもしれません。そして鎌田の良さが生きるようになったら、また新たな日本代表のスタイルが生まれるのです。そういうポテンシャルは持っている選手です。楽しみに鎌田のプレーを見ていきたいと思います。