Image: Gizmodo US

もはや、ロックでもなんでもない。

とあるイギリス人カップルが、Galaxy S10の致命的な欠陥を発見しました。それが、「誰の指紋でもロック解除できちゃう」というもの。その後、サムスンはGalaxy最新モデルのユーザ向けに問題の詳細と注意点について、公式声明を発表しています。

その内容をざっくり要約すると、「Galaxy S10、S10+、S10+ 5GとNote 10、Note 10+のユーザの皆さん、シリコン製のスマホカバーと画面保護フィルムは使わないでください。それから、今登録されている指紋情報を削除して、シリコンカバーなしの状態で再登録してください」ということ。

修正は今週リリース予定

さらにサムスンは、Galaxy S10シリーズとNote10シリーズのユーザに対し、今週リリース予定のアップデートが配信されるまで、シリコン製カバーと画面保護フィルムの使用を控えるよう呼び掛けています。そしてアップデートをインストールした後、再度指紋を登録すること、そしてその際「指紋全体をスキャンする」ように、と喚起しています。

サムスンの声明によると、「指紋ロック誰でも解除できちゃう」問題の原因は、Galaxy S10と Note 10の超音波指紋センサーにあるそうで、特定のシリコンカバーと画面保護フィルムの3次元構造をユーザの指紋と誤認してしまうんだとか。

つまり、ケースを使っていない人や、プラスチックもしくはガラス製の画面保護フィルムを使っている人は、セーフ。

ただ、上のTwitter動画のように、センサーの位置にシリコンカバーを置いて、それ越しに指紋認証させると、まるでマスターキーのごとくロック解除されちゃうので要注意。1000円程度のシリコンカバー1つで、個人情報丸盗みできるなんて、ちょっと怖い。

一般的に、Galaxy S10に使われている超音波ディスプレイ内指紋センサーは、 OnePlus 7 ProやOnePlus 7のような光学センサーよりも正確で安全性も高い、と言われているので、サムスンも「こんなはずは…」と嘆いているかも。

というのもGalaxy S10発売当初、ユーザの間で「指紋センサーの感度が高すぎて、何度もタップしないと認識してくれない」と不満が出ていたんです。そこでサムスンは感度を調整し、ロックを解除しやすくするパッチを配信したのですが、それも今のシリコンカバー誤認識の原因なのかもしれません。

というわけで、今もっとも重要といえるスマホのハッキング対策は、とにかく物理的にガードすること。あと、シリコンカバーを持ってスマホを物色している怪しげな人物を見かけたら、しっかり目を光らせておいた方がいいですよ。(家の中でも、トラブルのもとになるかもなので、放置厳禁で…)。